Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 共通コマンド

1.8 mprso リストアコマンド

■記述形式

【Windows版】

mprso ドライブ名:ディレクトリ名 [/Ln|/Lo|/Le] [/Ca|/Cs]

【UNIX版】

mprso -b Directory

■機能説明

mpbkoコマンドでバックアップした、Systemwalker Operation Managerサーバの環境定義情報や運用管理情報を、同じバージョンレベルのSystemwalker Operation Managerにリストアします。

■オプション

◆ドライブ名:ディレクトリ名【Windows版】

mpbkoコマンドによってバックアップされた情報の格納先を指定します。ドライブ名:ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。

ドライブ名

mpbkoコマンドによってバックアップされた情報の格納先ハードディスクのドライブ名を指定します。

ディレクトリ名

mpbkoコマンドによってバックアップされた情報の格納先のディレクトリ名を指定します。

◆-b Directory 【UNIX版】

資産がバックアップされているディレクトリ名をフルパスで指定します。ディレクトリ名は、半角英数字で指定し、空白を含むことはできません。

◆/Ln|/Lo|/Le【Windows版】

本オプションは、ログ情報と定義情報のどちらをリストアするかを選択するときに指定します。本オプションを省略すると、/Leが指定されたものとみなされます。本オプションは、“ドライブ名:ディレクトリ名”よりも後に指定します。

/Ln

定義情報だけをリストアします。ログ情報はリストアされません。

/Lo

ログ情報だけをリストアします。定義情報はリストアされません。

/Le

ログ情報と定義情報の両方をリストアします。

◆/Ca|/Cs【Windows版】

本オプションは、クラスタシステムでリストアするときに使用します。クラスタ運用でない通常のシステムでリストアする場合は本オプションを省略します。本オプションは、/Lnオプション、/Loオプションおよび/Leオプションよりも後に指定します。

/Ca

本オプションは、運用中のノードでリストアするときに指定します。運用中のノードと共有ディスクに情報がリストアされます。mpbkoコマンドで/Csオプションを指定して採取したバックアップをリストアするときは、本オプションは指定できません。

/Cs

本オプションは、待機中のノードでリストアするときに指定します。待機中のノードに情報がリストアされます。共有ディスクには情報はリストアされません。

■復帰値

復帰値

意 味

0

正常終了

1

異常終了

その他

警告レベルのエラー(処理は継続されます)

■参照

mpbko

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\MpCmtool\backup\bin

Solaris
HP-UX
AIX
Linux
Linux for Itanium

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限

システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザ)権限が必要です。

■注意事項

■記述例

【Windows版】

Systemwalker Operation Managerが“c:\win32app”配下にインストールされている場合、“d:\tmp\OMGRBack”にバックアップされているSystemwalker Operation Managerの環境定義情報、運用管理情報およびログ情報をリストアするときの指定例を以下に示します。

cd c:\win32app\MpWalker.JM\MpCmtool\backup\bin
mprso d:\tmp\OMGRBack

【UNIX版】

“/backup”にバックアップされているサーバ資産をリストアするときの指定例を以下に示します。

/opt/systemwalker/bin/mprso -b /backup


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