Interstage Portalworks 管理者ガイド
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12.2.4 コンテンツの切り出し定義
マウスを使って、メイン画面のタグ選択領域に表示されたHTMLコンテンツの中から、切り出すコンテンツを定義します。
■コンテンツ切り出し定義の流れ
タグ選択領域内でマウスポインタを移動し、“12.2.3 選択可能タグの指定”で選択したHTMLタグの上で静止させます。このときに、画面内の背景色が変わり、その領域を構成するHTMLタグ名が表示されます。
さらに、マウスを移動し、表示されたタグ名をクリックすると、コンテンツの切り出し条件を指定するダイアログが表示されます。このダイアログの詳細については、“コンテンツ切り出し条件の設定”を参照してください。
一度選択した領域は、それ以降は別の背景色となります。
以下の図では、「環境活動」が選択済みであり、「アクセスランキング」は、<a>タグで構成され、この領域を切り出して編集することができることを示しています。


<td>タグではなく、<table>タグ全体だけを選択するなど、特定の親のタグを選択する1つの方法として、“12.2.3 選択可能タグの指定”で選択したいタグの子や孫のタグ(<td>、<tr>、<th>および<tbody>など)を無効としてから再度、[開く]ボタンをクリックして再表示する方法があります。なお。再表示によって、前回の設定情報はすべて無効になります。
また、以下の操作でも親タグの選択が可能です。
CTRLキーを押しながら、HTMLタグ名アイコンをクリックすると、現在フォーカスしているタグの親タグ(選択可能なタグ)の範囲にフォーカス領域が広がります。同時にHTMLタグ名アイコンも切り替わります。この操作は、親の選択可能なタグがなくなるまで繰り返し実行できます。 |
以下の手順により、コンテンツ切り出し条件を設定します。
操作
- XHTML以外の形式で出力する場合、または特定のXML形式で出力する場合、[XMLテンプレート]から適切なテンプレートを選択します。
選択できるXMLテンプレートは、運用管理者が作成し、登録します。XMLテンプレートの作成、登録については、“12.2.5 XMLテンプレートの定義”を参照してください。
- 切り出したい領域の上にマウスを移動します。
切り出したい領域の背景色が変わり、その領域を構成するHTMLタグ名のアイコンが表示されます。
- HTMLタグ名アイコンをクリックします。
⇒選択条件を設定するダイアログ(背景色が黄色)が表示されます。

- 選択したタグに対して、以下の詳細条件を指定します。
- 「利用する」
このチェックボックスをチェックすると、この選択条件の設定が有効となります。チェックしない場合は、この選択条件の設定が無効になります。
- 「出力に含める」/「出力から取り除く」
「出力に含める」ラジオボタンは、表示したいコンテンツに指定した領域を含める場合に選択します。「出力から取り除く」ラジオボタンは、「出力に含める」ラジオボタンで指定した範囲から特定の領域だけ取り除きたい場合に選択します。
「出力に含める」ラジオボタンで選択した範囲外に、「出力から取り除く」ラジオボタンで選択した範囲がある場合は、後者の指定はすべて無効となります。
- [範囲指定]
選択条件を適用する範囲として、「指定したノードのみ」、「同様のノードすべて」のいずれかを選択します。例えば、<a>タグに対し「同様のノードすべて」を選択すると、オリジナルコンテンツ内の<a>タグで記述された領域すべてが対象となります。
また、[一致させる属性]のリストに表示された属性の中からいずれかを選択します。属性を選択しない場合は、属性による絞込みは行いません。指定したタグに属性が1つも存在しない場合は、リスト表示されません。CTRLキーを押しながらリスト内の属性をクリックすると複数の選択の解除が可能です。リストには、選択したタグに含まれている内容を表示し、この値を編集することはできません。
「同様のノードすべて」を選択した場合は、同様のノードから特定の属性を含むものだけをさらに絞り込むことができます。「一致させるテキスト」チェックボックスをチェックし、テキストボックスに文字列を指定すると、設定した文字列と前方一致するものを抜き出します。
指定したタグにテキストが存在しない場合は指定できません。
「一致させる属性」と「一致させるテキスト」は、AND条件で絞込みを行います。なお、ここで設定される絞込み文字列は、フォーカスしたタグのテキスト内容となり、編集できません。また、テキスト内にダブルクォートやアポストロフィがある場合は、これらの前の文字までが、絞込み文字列となります。
- [一致させるタグ]/[変換対象]/[この内容へ]
XMLテンプレートを選択している場合、[一致させるタグ]からタグを選択し、[変換対象]からオリジナルコンテンツのタグ名または属性名を選択し、[この内容へ]から変換後のタグまたは属性名を選択します。これらの指定により、選択した領域の切り出しと同時に、選択したタグ名や属性名を変換してXMLコンテンツを生成します。
- [追加するタグ]
以下のいずれかを選択できます。
・切り出したタグ(領域)のあとに改行(brタグ)を挿入する。
・下線(hrタグ)を挿入する。
・切り出したタグ(領域)を中心表示する(centerタグ)。
- [OK]ボタンをクリックします。
⇒設定した選択条件が保存されて、メイン画面では定義した領域の背景色が変わります。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、このダイアログで設定、変更した内容を保存せずに、ダイアログを閉じます。
他の選択条件を定義するタグについて、上記の操作を繰り返します。

- 切り出しの対象となるコンテンツはHTML 4.0文書に限られます。
- タグ選択領域内のリンクやフォームの送信を実行すると、今までのコンテンツの切り出し定義情報はすべて消去されます。事前に、“12.2.8 XSLスタイルシートの保存”に従って、定義情報を保存してください。
- ユーザ外字など、指定した文字コードがサポートしていない文字については、文字化けすることがあります。
- 元のHTMLコンテンツ内に存在するHTML文字実体参照のサポート範囲は、 、<、>、&、"と0xA1から0xFFまでの文字実体参照となります。その他の文字実体参照は、&○○○;形式に置き換わります。
- <meta>タグのhttp-equiv="Refresh"を使ってサイトを切り替えることはできません。リダイレクト先のURLを手入力して表示してください。
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