Linkexpress 導入ガイド
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第10章 コード変換の準備(Linkexpressサーバ)> 10.3 コード変換のトラブル対処

10.3.1 エラー箇所の特定方法

コード変換エラーが発生した場合に、エラー箇所を特定する方法について説明します。

  1. エラーメッセージを確認する。

    エラーメッセージに、コード変換エラーが発生した項目名と行番号が以下のように出力されます。

    # lxcnvcd -i /space/home/d_1.dat -o /space/home/d_1.out -f /space/home/t2.tmp
    FSUNlnkexp:lxcnvcd: INFO: DB25001:[*,4491] コード変換処理を開始します - /space/home/d_1.dat /space/home/d_1.out
    FSUNlnkexp:lxcnvcd: ERROR: DB15107:[TEST1,4491] コード変換に失敗しました - OT4491 ITEM0001 18
    FSUNlnkexp:lxcnvcd: INFO: DB25003:[*,4491] コード変換処理が異常終了しました

    上記DB15107のエラーメッセージは、以下の情報を示しています。

    入力データ識別名:OT4491
    項目番号:ITEM0001
    行番号:18

    18行目のレコードの、1番目の項目でコード変換エラーが発生しており、その項目について確認を行ってください。

  2. 入力データデバッグ機能を使用する。

    コード変換の対象となるデータとテンプレート定義で指定したレコードフォーマットの違いから発生するエラーを調べる場合は、入力データデバッグ機能を使用してください。
    入力データデバッグ機能を有効にする方法を以下に示します。

    1. 業務定義のコード変換イベント使用時

      コード変換イベントのコード変換動作環境定義ダイアログボックスで[入力データのデバッグ情報を採取する(D)]にチェックを入れます。

    2. コード変換コマンド使用時

      DB動作環境定義ファイルにDATA_DEBUGキーワードを記述します。本キーワードはデバックを行う場合のみ指定し、通常の運用では絶対に指定しないでください。

    コード変換で不当データが検出された場合、不当データの情報をデバッグ結果出力情報ファイルに出力します。コード変換処理は異常終了し、データの出力は行われません。
    不当データが検出されない場合、コード変換処理は正常終了します。


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