Linkexpress 導入ガイド
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第6章 ネットワーク定義の設定(Linkexpressサーバ)> 6.2 通信プロトコルがTCP/IPの場合の設定方法

6.2.2 ポート番号の登録

Linkexpressのサービス名とポート番号のエントリ定義がされていない場合、SERVICES(services)ファイに定義を行います。以下に示すSERVICESファイルの所在、設定値および記述例を参考にカストマイズしてください。

[エントリの設定値]

Linkexpressはサーバ間の接続にファイル転送用とDB連携用で計4個のポート番号を使用します。また、Linkexpressの制御用にポート番号を1個使用します。これら5個のサービス名を必ず指定してください。

エントリの設定値は以下のとおりです。

他の製品で上記のポート番号が使用されている場合は、別の番号を使用してください。

なお、ポート番号を設定、変更する場合、以下の注意事項があります。

SERVICESファイルの記述例は以下のとおりです。

 echo        7/udp
 echo        7/tcp
 discard     9/udp     sink null
 systat      11/tcp
 daytime     13/udp
 ftp         21/tcp
 telnet      23/tcp
 time        37/udp    timeserver
 lnkexpb     9362/tcp    ←追加行
 lnkexpc     9363/tcp    ←追加行
 lnkexpf     9364/tcp    ←追加行
 lnkexph     9365/tcp    ←追加行
 lnkexphs    9366/tcp    ←追加行
 name        42/udp

[相手システム毎のエントリの設定値]

相手システムは通常以下のポート番号を使用します。相手システムが使用するポート番号は、自システムのネットワーク定義で指定します。

ネットワーク定義でnode定義命令、path定義命令のportオペランドに値を指定してください。

注1) lnkexpbサービス名(9362)を使用する場合、大規模ファイル転送、一括ファイル転送、IPv6アドレス、PASVモードおよびDNSによる名前解決は使用できません。

注2) Linkexpress File TransferはFTP系ファイル転送用とDB連携用のポート番号に対する厳密な区別がありません。また、PC/UNIXサーバでは負荷分散のため必要に応じてポート番号を使い分けることをお勧めします。

注3) TCP/IP(HTTP系)のポート番号は相手システムがTCP/IP(HTTP系)をサポートしている場合に使用できます。また、ポート番号はSSL通信の有無で使い分けてください。

注4) 分散型システム連携、およびダウンロード型システム連携を行う通信パスでは、相手システムのDB連携用ポート番号を指定する必要があります。


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