Ajaxフレームワーク UI部品リファレンス
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第2章 画面部品> 2.1 フォーム部品

2.1.8 ComboBox

ComboBoxは、コンボボックを表示する部品です。コンボボックスは、入力フィールドと選択リストからなる部品です。


検証を実行するValidationHelper、入力制限を行うLimiterなどの機能付加部品を利用することができます。

■表示例


ComboBoxを画面の最下部に配置した場合や、選択リストの高さを設定しないで多数の選択項目を設定した場合など、選択リストを開いたときに画面に収まらないことがあります。
このような場合、ブラウザによってはキー操作でしか選択できなくなるなど操作性が悪くなってしまうため、選択リストが画面内に収まるように部品を配置してください。

■記述形式

<div rcf:type="ComboBox" ... ></div>


子要素は指定できません。


本部品は、前後に改行が挿入されて表示されます。

■プロパティ

表の項目の意味は、“表の項目の意味”を参照してください。

名前

データ型

説明

省略

省略値

属性指定

更新

部分更新

list

Array

選択リストに表示する項目の値を指定します。
配列の内容はStringです。

[]

値、バインド

buttonImage

Object

選択リストの表示/非表示を操作するボタンのイメージを指定します。詳細は、“buttonImageプロパティの指定形式”を参照してください。

標準のイメージ

不可

不可

TextInputのプロパティも指定できます。詳細は、“TextInput”を参照してください。
部品共通のプロパティも指定できます。詳細は、“画面部品共通プロパティ”を参照してください。


titleプロパティに長い文字列を指定すると、以下のような現象が起こることがあります。

なお、空文字列を指定した場合は、表示されません。


buttonImageプロパティの指定形式

buttonImageプロパティを指定する形式について、以下に示します。

{
  base: "URL",
  mouseOver: "URL",
  mouseDown: "URL"
}

プロパティの詳細を以下に示します。

プロパティ名

データ型

説明

省略

省略値

base

String

通常表示されるイメージファイルを指定します。

不可

mouseOver

String

マウスカーソルが上にあるとき表示されるイメージファイルを指定します。

baseの値

mouseDown

String

マウスがクリックされたときに表示される画像ファイルを指定します。

baseの値


ボタンのサイズは、幅15ピクセル、高さ18ピクセルです。
スタイルプロパティのwidthプロパティとheightプロパティを変更すると、ボタンのサイズは以下のように変更されます。(単位はピクセル)

■スタイルプロパティ

パーツ名

プレフィックス

クラス名

使用可能なスタイル

部品全体

なし

rcf-ComboBox

  • サイズ
  • ボーダー

入力部分

input

rcf-ComboBox-input

  • カラー
  • フォント
  • テキスト(textIndent、textAlign、whiteSpaceを除く)(注)

選択リスト

list

rcf-ComboBox-list

  • カラー
  • フォント
  • テキスト(textIndent、textAlign、whiteSpaceを除く)
  • ボーダー
  • サイズのheight

選択項目

item
(マウスカーソルがない場合)

rcf-ComboBox-item

  • ボーダー

itemHovered
(マウスカーソルがある場合)

rcf-ComboBox-itemHovered

  • カラー

注) 場合:wordSpacingも除きます。

詳細は、“スタイルプロパティ”を参照してください。

■イベントリスナ

名前

説明

イベントオブジェクト

onClickButton

ボタン上でマウスがクリックされたときに呼ばれます。

ActionEvent

onDblClickButton

ボタン上でマウスがダブルクリックされたときに呼ばれます。

onMouseOverButton

マウスがボタン上に重ねられたときに呼ばれます。

onMouseOutButton

マウスがボタン上から離されたときに呼ばれます。

onMouseDownButton

ボタン上でマウスが押し下げられたときに呼ばれます。

onMouseUpButton

ボタン上でマウスが離されたときに呼ばれます。

onMouseMoveButton

マウスがボタン上で動かされたときに呼ばれます。

onMouseOverList

マウスが選択リスト上に重ねられたときに呼ばれます。

onMouseOutList

マウスが選択リスト上から離されたときに呼ばれます。

onMouseDownList

選択リスト上でマウスが押し下げられたときに呼ばれます。

onMouseMoveList

マウスが選択リスト上で動かされたときに呼ばれます。

本部品の入力フィールドのイベントとして、TextInputと同じイベントリスナを使用します。詳細は、“TextInput”を参照してください。
部品共通のイベントリスナもあります。詳細は、“画面部品共通イベントリスナ”を参照してください。


■JavaScript API

固有のJavaScript APIはありません。部品共通のJavaScript APIは、“画面部品共通JavaScript API”を参照してください。

■補足事項

ComboBoxのサイズについて
部品全体および選択リストの高さ(height)と幅(width)の単位は、“px”にだけ対応しています。そのほかの単位による指定をした場合、表示が崩れる可能性があります。

選択リストからの値の選択
マウスでボタンをクリックして選択リストを開いた場合、そのままマウスをドラッグして選択リスト上で離しても選択操作は行われません。選択リストから値を選択するには、選択したい値の上で、再度マウスをクリックしてください。


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