Ajaxフレームワーク UI部品リファレンス
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第2章 画面部品> 2.1 フォーム部品

2.1.2 TextInput

TextInputは、テキス(単一行)の入力フィールドを表示する部品です。


検証を実行するValidationHelper、入力制限を行うLimiterなどの機能付加部品を利用することができます。

■表示例

■記述形式

<div rcf:type="TextInput" ... ></div>

または

<span rcf:type="TextInput" ... ></span>


子要素は指定できません。


本部品は以下のように表示されます。

■プロパティ

表の項目の意味は、“表の項目の意味”を参照してください。

名前

データ型

説明

省略

省略値

属性指定

更新

部分更新

value

String

テキストを指定します。

""

値、バインド

不可

title

String

ツールチップで表示されるテキストを指定します。

""

不可

labelProvider

getLabel関数を持つオブジェクト

テキストを表示するときに、フォーマットするためのオブジェクトを指定します。
getLabel関数を持たないオブジェクトが指定された場合、エラーになります。

null

不可

enabled

Boolean

本部品の有効/無効を指定します。

  • true:有効
  • false:無効
    操作できなくなりイベントも発生しません。

true

値、バインド

不可

readOnly

Boolean

書込み禁止/許可を指定します。

  • true:禁止
    マウスオーバーなどの各種イベントは発生します。
  • false:許可

false

値、バインド

不可

password

Boolean

パスワードを入力する形式にするかどうかを指定します。表示後に変更することはできません。

  • true:パスワード入力形式
    ブラウザにより“*”や“●”で表示されます。
  • false:パスワード入力形式でない

false

不可

不可

maxLength

Number

最大文字数を指定します。2バイト文字も1文字と数えます。本プロパティを指定したあとに、“指定なし”の状態に戻すことはできません。

  • 1以上の数字:文字数を指定
    (0以下は無効)
  • 指定なし:ブラウザに依存

指定なし(-1)

不可

autoEscape

Boolean

自動脱出機能の有効/無効を指定します。
自動脱出機能とは、maxLengthに指定された文字数が入力された場合に、FocusManagerで設定された次の移動先に、自動的にフォーカスを移動させる機能です。

  • true:有効
  • false:無効

false

不可

tabIndex

Number

Tabキーで移動するフォーカスの順番を指定します。
HTMLのtabindex属性と同様の指定ができます。1以上の整数を指定した場合、数字の小さい順にフォーカスが移動します。
FocusManagerによるフォーカス移動には関係しません。

0

不可

uppercase

Boolean

半角および全角の英文字を大文字にするかどうかを指定します。表示後に変更することはできません。

  • true:入力文字を大文字に変換する
    最初に画面に表示されるとき、入力確定時(フォーカスが外れたとき)、およびsetPropertyなどによりvalueプロパティが更新された場合に変換されます。
  • false:入力文字を変換しない

false

不可

不可

imeMode

String

IMEのモードを指定します。下記以外の値が指定された場合は、無視されます。Internet Explorer以外のブラウザでも、本プロパティは無視されます。

  • auto:自動
  • active:フォーカス時に日本語入力をONにする
  • inactive:フォーカス時に日本語入力をOFFにする
  • disabled:IMEを無効化

auto

値、バインド

不可

部品共通のプロパティも指定できます。詳細は、“画面部品共通プロパティ”を参照してください。


titleプロパティに長い文字列を指定すると、以下のような現象が起こることがあります。

なお、空文字列を指定した場合は、表示されません。


期化時の処理順序

画面の初期化時に、valueプロパティの値が表示されるときの処理順序を以下に示します。

  1. 文字列が大文字に変換されます。(uppercaseプロパティがtrueの場合)
  2. フォーマッタ処理が実行されます。(labelProviderプロパティが指定されている場合)

ォーマッタについて

本部品へのフォーカスの有無によって、以下のようにフォーマットされます。

フォーマッタの指定方法は、“フォーマッタの指定方法”を参照してください。

■スタイルプロパティ

パーツ名

プレフィックス

クラス名

使用可能なスタイル

部品全体

なし

rcf-TextInput

  • サイズ
  • カラー
  • フォント(lineHeightを除く)
  • テキスト(textIndent、whiteSpaceを除く)(注)
  • ボーダー
  • パディング

注) の場合:wordSpacingも除きます。

詳細は、“スタイルプロパティ”を参照してください。

■イベントリスナ

名前

説明

イベントオブジェクト

onFocus

部品がフォーカスを得たときに呼ばれます。

ActionEvent

onBlur

部品がフォーカスを失ったときに呼ばれます。

onChange

部品がフォーカスを失い、かつ値が変更されたときに呼ばれます。

onValueChange

値が入力され、かつ値が変更されたときに呼ばれます。

ValueChangeEvent

部品共通のイベントリスナもあります。部品共通のイベントリスナは、“画面部品共通イベントリスナ”を参照してください。

■JavaScript API

固有のJavaScript APIはありません。部品共通のJavaScript APIは、“画面部品共通JavaScript API”を参照してください。

■補足事項

TextInputがフォーカスを得たとき、Internet ExplorerとFirefoxでは動作に違いがあります。


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