Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第5章 資源を配付する(資源配付)> 5.7 他のソフトウェアと連携した運用> 5.7.2 帳票システムと連携した運用

5.7.2.1 ADJUSTと連携した運用【Solaris版】

Solaris上で動作する資源配付では、フォーム・オーバレイ・パターン、拡張FCBモジュールなどの帳票資源を、グローバルサーバからオンラインで保守することができます。資源配付が帳票資源を扱う場合は、ADJUST(注)と連携します。

帳票資源の使用方法について、以下の項目に従って説明します。

ADJUST(ADvanced Japanese User SupporT software)とは、日本語処理システムを構築、運用、保守するためのサポート・システムです。

■概要

ここでは、帳票資源を扱う場合の資源配付の動作概要について説明します。

資源配付を用いることで、グローバルサーバ上で扱う帳票資源を配付することができます。これにより、帳票資源は資源配付で配付し、印刷データはCJMSで配付することで、グローバルサーバと同じ帳票をVSPで出力することができます。資源配付で扱える帳票資源を表:資源配付で扱える帳票資源に示します。

[表:資源配付で扱える帳票資]

資源の種類

資源種別

登録形態

フォーム・オーバレイ・パターン

appovly

グローバルサーバで登録

nlpovly

グローバルサーバで登録

拡張FCB モジュール

appfcb

グローバルサーバで登録

利用者定義文字

cg

グローバルサーバで登録

文字配列テーブル

nlpcgtbl

グローバルサーバで登録

図形文字変更モジュール

nlpgrph

グローバルサーバで登録

ライブラリ文字セット

nlplcst

グローバルサーバで登録


備考. 資源種別は、DRMSの資源登録時に指定します。 

また、帳票資源の動作概図:帳票資源の動作概要に示します。

[図:帳票資源の動作概要]

(1) グローバルサーバで帳票資源をDRMS管理ファイルに登録
(2) サーバへ帳票資源を配付
(3) サーバのDRMS管理ファイルから帳票資源を適用(ADJUSTへ登録)
(4) List WorksがADJUSTに登録された帳票資源を用い、パソコンに帳票を表示、印刷
CJMS: Computer network Job Management System
List Works: Interstage List Works

■運用方法

ここでは、グローバルサーバ-サーバ間での帳票資源のオンライン配付の運用方法について説明します。

  1. サーバ上で適用先IDを定義

    帳票資源データを適用するファイルに対する適用先IDを定義します。この適用先IDの定義は、帳票資源を適用するシステム(サーバ)で適用先ディレクトリを適用先IDに対応づけて定義する必要があります。資源配付では資源の適用時に、その資源グループ情報として定義されている適用先IDと同じ適用先IDがある場合だけ適用します。帳票資源を適用する適用先ディレクトリについては、“ADJUSTユーザーズガイド”を参照してください。適用先IDを定義する場合は、資源配付の定義機能を使用します。なお、適用先IDはすべて英大文字で定義してください。

  2. 帳票資源の登録

    帳票資源の登録とは、帳票資源をDRMS管理ファイルに登録することです。グローバルサーバで登録します。グローバルサーバで帳票資源を登録する方法については、“OS IV DRMS運用手引書”および“OS IV DRMS使用手引書”を参照してください。

  3. グローバルサーバからサーバへの配付

    グローバルサーバに登録された帳票資源をサーバに配付する場合は、DRMSのダウンロード機能を使用します。

    グローバルサーバからサーバに配付する方法については、“OS IV DRMS運用手引書”および“OS IV DRMS使用手引書”を参照してください。

  4. サーバでの適用

    サーバでの適用とは、ADJUSTの指定された適用ディレクトリに帳票資源を反映することです。適用は、グローバルサーバから配付を行う際に指定した適用種別(即時、後刻など)に従って実施されます。帳票資源の適用先は、“/usr/lib/FJSVlp”ディレクトリを指定してください。


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