Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX/Windows(R)共通 -
|
目次
索引

|
7.2 監視を抑止するしくみ
■抑止される監視内容
監視を抑止する設定を行った場合、以下の監視が抑止されます。
- ノード状態の監視
- ノード状態の表示
- MIBの監視
- ネットワーク性能監視
また、監視抑止対象ノードから通知された以下のイベントについては[監視イベント一覧]、および[監視イベントログの検索]画面ヘの表示を行いません。
- イベントログ/シスログに出力されたイベント
- 監視対象となっているアプリケーションのログファイルに出力されたメッセージ
- メッセージ出力コマンドを使用したイベント
- アプリケーションの稼働違反、しきい値違反のイベント
- サーバ性能監視のイベント
ただし、運用管理サーバを監視抑止の対象とした場合は、運用管理サーバ自身で発生したイベントは抑止されません。

- 以下の監視を抑止することはできません。
- 運用管理サーバ上で動作する以下の管理機能全般
- ノード検出
- アプリケーションの稼働違反、および、しきい値違反以外のアプリーション管理機能
- 仮想ノードを構成する実ノードが監視抑止の対象でない場合の仮想ノード監視
- DHCPクライアント監視
- 以下のイベント通知を抑止することはできません。
- 返答メッセージ機能により通知された返答要求メッセージ
■監視の抑止のしくみ
以下の監視を行わないようポリシー配付します。
- ノード状態の監視
- ノード状態の表示
- MIBの監視
- ネットワーク性能監視
ポリシー配付後、運用管理サーバ、または部門管理サーバで各ノードの監視を行わないようになります。
■イベント通知の抑止のしくみ
イベントの発生元ホストが、監視抑止の対象となっているノードであった場合に、[監視イベント一覧]に表示しないよう運用管理サーバにて抑止します。
また、監視抑止中のノードから通知されたイベントを契機に実行される自動アクションは、メッセージ監視アクションを除くすべてのアクションが抑止されます。ただし、抑止される自動アクションは運用管理サーバのイベント監視の条件定義に定義されたアクションだけです。
■抑止解除時
抑止解除後の監視再開時には、抑止前の状態を引き継いで監視を行うことができます。

- 抑止対象のノードが部門管理サーバの管理するフォルダ配下にある場合は、部門管理サーバにインストールされているSystemwalker Centric Manager のバージョンレベルは、V13.1.0 以降である必要があります。部門管理サーバのバージョンレベルが V13.1.0 より古い場合は、監視抑止の対象とすることはできません。また、監視抑止中のノード、および監視抑止中のノードが存在するセグメントを、部門フォルダ間で移動することはできません。
- 業務サーバや部門管理サーバにインストールされているSystemwalker Centric Manager のバージョンレベルがV13.1.0より古い場合、そのサーバ自身を監視抑止の対象とすることはできません。
- イベント通知の抑止は運用管理サーバで行うため、部門管理サーバ、業務サーバ、クライアントで発生したイベントに対して個別にアクション定義が行われている場合は、アクション実行を抑止することはできません。
- 監視の抑止/再開は、ポリシー配付を行うことによって有効になります。ポリシー設定を行い、配付を行わなかった場合は有効になりません。ポリシー配付を実施しない場合は、以下の影響があります。
- 監視抑止のポリシーを設定した結果が反映されません。
- 監視抑止のポリシー設定前、およびポリシー設定後に発生した構成情報の変更結果が反映されません。そのため、ネットワーク管理の監視、およびSNMPトラップ監視が正しく動作しません。
- 設定済の監視抑止のポリシーを、[ポリシーの配付状況]画面から削除することはできません。
- 監視抑止中でも、「ノード検出」処理の抑止は行いません。そのため、メンテナンス作業中に一時的にネットワーク接続されたノードが、ノード検出によって検出されることがあります。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2007