Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 ファイルの形式> 2.2 ログ情報

2.2.6 [イベント監視の条件定義]のテスト支援ログファイル

■ファイル名

FILTERnn.log
(nn: 01から99までの通番)

■使用用途

[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能で出力されるログファイルです。このログファイルに出力される情報を元に、[イベント監視の条件定義]の妥当性を確認することができます。また、発生したイベントについての詳細な情報が出力されるため、新しく[イベント監視の条件定義]を設定する場合の参考となります。

■格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\base\temp

UNIX

/var/opt/FJSVfwaos/log

■ファイル形式

発生したイベントごとに、以下の形式で情報が出力されます。

イベント発生時刻 イベント情報
 条件一致行 -> EDIT:"プロシジャ名" -> 監視イベント一覧表示の可否
 条件一致行 CONTINUE
      メッセージ監視で設定したイベント情報

1行目: [イベント監視の条件定義]と比較するイベントの情報

2行目以降: [イベント監視の条件定義]と一致した条件(行)の位置と[アクション定義]の[メッセージ監視]で変更したイベントの情報

■パラメタ

イベント発生時刻:
イベントの発生時刻を"YYYY/MM/DD HH:MM:SS"の形式で表示します。
イベント情報:
イベントの情報を[イベント監視の条件定義]と比較する際の形式で表示します。イベントの情報には、以下の項目があります。

項目名

HOST:"ホスト名"

イベントが発生したホスト名を表示します。

LABEL:"ラベル名"

イベントのラベル名を表示します。ない場合は、" "で表示されます。

ERRORTYPE:"エラー種別"

イベントのエラー種別を表示します。ない場合は、" "で表示されます。

TEXT:"メッセージテキスト"

イベントのメッセージテキストの先頭30バイトを表示します。ない場合は、" "で表示されます。

EVENTTYPE:"監視イベント種別"

イベントの監視イベント種別を表示します。ない場合は、" "で表示します。

DISPLAYMODE:"重要度"

イベントの重要度を表示します。
 なし:" "
 最重要:"SPEMG"
 重要:"EMG"
 警告:"WARN"
 一般:"NORM"

MESSAGETYPE:"メッセージタイプ"

イベントのメッセージタイプを表示します。
 なし:" "
 返答要求メッセージ:"REPLY"
 高輝度メッセージ:"REDMG"
 一般メッセージ:"NORM"

NUMBER:"通報番号"

イベントの通報番号を表示します。ない場合は、" "で表示します。

条件一致行:
[イベント監視の条件定義]と一致した条件(行)の番号を以下の形式で表示します。
FILTER:nnnn
nnnn - [イベント監視の条件定義]の行番号

[イベント監視の条件定義]と最初に一致した条件の行に、メッセージ編集が指定されている場合は、メッセージ編集を行ったプロシジャ名と[Systemwalkerコンソール]の監視イベント一覧に表示されるかどうかを表示します。

最初に一致した行より後([イベント監視の条件定義]画面で、一致した行より下の行)に常時実行のアクションが設定されている別の行の条件と一致した場合は、以下のように表示されます。

FILTER: nnnn CONTINUE
nnnn - [イベント監視の条件定義]の行番号
EDIT:"プロシジャ名"
メッセージ監視アクションでメッセージの編集が指定されている場合、プロシジャ名を表示します。メッセージ編集が指定されていない場合は、""で表示されます。
監視イベント一覧表示の可否
[Systemwalkerコンソール]の監視イベント一覧に表示されるかどうかを以下の形式で表示します。
DISPLAY:
監視イベント一覧に表示されます。
NODISPLAY:
監視イベント一覧に表示されません。
メッセージ監視で設定したイベント情報:
メッセージ監視アクションで変更したイベントの情報を表示します。メッセージ監視にメッセージ編集が指定されている場合は、プロシジャによるメッセージの変換が行われた後の情報です。イベントの情報には以下の項目があります。

項目名

LOG:

ログ格納が行われるかを表示します。
 ログ格納する: YES
 ログ格納しない: NO

SEND:

上位送信が行われるかを表示します。
 上位送信する: YES
 上位送信しない: NO

EVENTTYPE: "監視イベント種別"

設定された監視イベント種別を表示します。ない場合は、" "で表示されます。

DISPLAYMODE: "重要度"

設定されたイベントの重要度を表示します。
 なし: " "
 最重要: " SPEMG"
 重要: "EMG"
 警告: "WARN"
 一般: "NORM"

NUMBER:"通報番号"

イベントの通報番号を表示します。ない場合は、" "で表示します。

MESSAGE:"メッセージ"

イベントメッセージを[Systemwalkerコンソール]に表示される形式で表示します。ない場合は、" "で表示します。

TCOLOR:"文字色"

[Systemwalkerコンソール]のメッセージ一覧に表示されるイベントの文字色を表示します。
 標準: Standard
 黒: Black
 深緑: Dark blue
 濃灰色: Dark gray
 青緑: Spring green
 白: White
 黄: Yellow
 黄緑: Yellow green
 茶: Brown
 赤: Red
 青: Blue
 水色: Sky Blue
 淡灰色: Light gray
 緑: Green
 紫: Medium purple
 ピンク: Pink
 黄土色: Ocher

BCOLOR:"背景色"

[Systemwalkerコンソール]のメッセージ一覧に表示されるイベントの背景色を表示します。表示される形式は、文字色と同じです。

TROUBLE:

障害票の発行を行うかを表示します。
 障害票を発行する: YES
 障害票を発行しない: NO

■参照

mpaostest(イベント監視のテスト支援コマンド)

■注意事項

■使用例

イベント監視機能のテスト支援機能を使用することにより、イベント情報が以下のように表示されます。

2005/08/04 21:46:38.0015 HOST:"computer1" LABEL:"" ERRORTYPE:"Error" TEXT:"システムエラーが発生しました00" EVENTTYPE:"" DISPLAYMODE:"EMG" MESSAGETYPE:"NORM" NUMBER:"0"
FILTER: 2 -> EDIT:""
(DISPLAY)
LOG: "YES"
SEND: "YES"
EVENTTYPE: "その他"
DISPLAYMODE: "EMG"
NUMBER: "0"
MESSAGE: "ERROR: システムエラーが発生し"
TCOLOR: Standard
BCOLOR: Standard
TROUBLE: "NO"


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