Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.79 mpaostest(イベント監視のテスト支援コマンド)
■機能説明
本コマンドは、[イベント監視の条件定義]での、テスト支援機能の開始と終了を設定します。また、[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能で出力するログファイルのサイズおよび数を指定します。
■記述形式
mpaostest |
[-S [-i log-size] [-n log-count]]|[-P] |
■オプション
- 指定なし:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能の動作状態を表示します。
- -S [-i log-size] [-n log-count]:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能を開始します。
- -i log-size:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能で出力するログファイルのサイズをKバイト単位で指定します。省略した場合は、前回のコマンド起動時に指定した値です。デフォルトは500Kバイトです。
- -n log-count:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能で出力するログファイルの数を指定します。省略した場合は、前回のコマンド起動時に指定した値です。デフォルトは3です。
- -P:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能を終了します。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 0以外:
- 異常終了
■参照
[イベント監視の条件定義]のテスト支援ログファイル
表:イベント監視用コマンド
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin |
UNIX |
/opt/FJSVfwaos/usr/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバでは、Administrator権限/DmAdmin権限が必要です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、Administrator権限が必要です。
- Windows Vista で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。
例:
[スタート]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実行]を選択して起動する。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
【UNIX】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
■注意事項
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能は、本コマンドにより終了が設定されるまで有効です。テストが終了したら必ず本コマンドにより、[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能を終了してください。
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能は、イベントに対しての詳細情報をすべてファイルに出力します。そのため、[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能を使用中は、イベント監視機能で性能が劣化するため、イベント処理で遅延が発生する場合があります。[イベント監視の条件定義]のテストが終了したら必ず本コマンドにより、[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能を終了してください。
- ログファイルは、log-count個のファイルをサイクリックに使用し、イベント情報を出力します。最大で(log-size)×(log-count)Kバイトのイベント情報を保持できます。1イベントの情報は約400バイトです。採取するイベントの数に合わせて、ログファイルのサイズおよび数を指定してください。
- Windowsの場合、インストール時に「イベント監視」がインストールされている必要があります。
■使用例1
10000個のイベントが発生するシステムで、[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能を開始します。
mpaostest -S -i 500 -n 8
■使用例2
[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能を終了します。
mpaostest -P
■実行結果/出力形式
本コマンドをオプションなしで起動した場合、[イベント監視の条件定義]のテスト支援機能の動作状態を標準出力に表示します。
【Windows版】
C:\win32app\mpwalker\mpaosfsv\bin> mpaostest
STATE: ON
LOGSIZE: 500KByte
LOGCOUNT: 8
【UNIX版】
# /opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaostest
STATE: ON
LOGSIZE: 500KByte
LOGCOUNT: 8
- STATE:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能の状態を表示します。
ON: テスト支援機能は動作中です
OFF: テスト支援機能は動作していません
- LOGSIZE:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能で出力するログファイルのサイズをKバイト単位で表示します。
- LOGCOUNT:
- [イベント監視の条件定義]のテスト支援機能で出力するログファイルの数を表示します。
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