Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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[EE/GEE]
1.2.253 swplay(操作の再生コマンド)【UNIX版】
■機能説明
本コマンドは、swexecコマンド、swrecコマンドを使用して録画した操作を、再生するコマンドです。操作を記録したファイルを指定することによって、ユーザの操作を忠実に再生します。なお、再生中のコマンドは、実際には実行されません。記録した情報を元に、録画したときの実行結果をそのまま表示します。
本コマンドの実行状況は、監査ログに記録されます。記録される内容は、以下のとおりです。
- when:実行時間
- who:実行したユーザ
- where:実行ホスト
- Done:実行結果
監査ログの出力場所、出力形式については、“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド セキュリティ編”の“監査ログを管理する”を参照してください。
■記述形式
■オプション
- オプションなし:
- 本コマンドの使用方法を表示します。
- file:
- 録画したファイルを指定します。
録画記録は、配付ポリシーに基づき、所定のディレクトリにファイルとして作成されています。ファイル名は以下のとおりです。
- 日時(年月日時分秒ミリ秒)+"_"+ホスト名+"_"+ユーザ+"_"+実効ユーザ+"_"+プロセスID+".rec"
例: 20060110164520312_server_user1_root_24630.rec
■復帰値
- 0:
- 正常に再生しました。
- 1:
- 本コマンドの使用が許可されていません。
- 2:
- 指定したファイルが見つかりません。
- 3:
- 指定したファイルは録画記録ではありません。
- 4:
- 監査ログを記録することができません。
- 9:
- 不正なパラメタが指定されました。
■コマンド格納場所
■実行に必要な権限/実行環境
- 本コマンドは、監査者または管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 本コマンドは、運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
■注意事項
- あらかじめ、swexecコマンド(コマンドの実行)、swrecコマンド(操作の録画)を使用し、操作を録画しておく必要があります。
- 退席時におけるターミナルの不正使用を防止するため、本コマンドの実行にはパスワード(ログインしているユーザのパスワード)の入力が毎回必要です。
- 本コマンドの使用が許可されていない場合、使用が許可されているユーザで再度ログインしてください。本コマンドは、監査者だけが使用できます。
- 指定したファイルが見つからない場合、正しいファイルを指定し、再度、本コマンドを実行してください。
- 指定したファイルが録画ファイルではない場合、正しいファイルを指定し、再度、本コマンドを実行してください。
- 監査ログを記録することができない場合、本コマンドは直ちに処理を中断し、標準エラー出力にメッセージを出力します。
- Systemwalker Centric Manager 監査ログ管理を使用しない場合、監査ログの定期的なバックアップと削除が必要です。
- 録画したターミナルと再生するターミナルが異なる場合、表示が乱れる場合があります。この場合、録画したターミナル、または同等の機能(ターミナルタイプ、表示サイズなど)を有するターミナル上で再生してください。
■使用例
録画したファイル(20060110164520312_server_user1_root_24630.rec)を再生します。
swplay 20060110164520312_server_user1_root_24630.rec
password%
Resumed replaying the recording file.
user1% ls
…
user1% crontab -e
…
Replayed the recording file. |
■実行結果/出力形式
- 本コマンドの実行状況は、監査ログに記録されます。記録する内容を以下に示します。
出力項目 |
説明 |
日付 |
swplayコマンドの開始日時または終了日時です。
年月日、時間(ミリ秒まで)です。 |
操作場所 |
swplayコマンドを実行したホストの名前です。 |
実行ホスト |
swplayコマンドを実行したホストの名前です。 |
操作者 |
swplayコマンドを実行したユーザ(ログインしたユーザ)です。 |
操作種別 |
"swplay"です。 |
操作対象 |
"command"です。 |
操作内容 |
swplayコマンドを実行した際のコマンド行です。 |
実行結果 |
swplayコマンドを開始した場合は"B"、成功した場合は"S"、失敗した場合は"F"です。 |
コンポーネント |
"Mpsvcntl"です。 |
追加情報 |
swplayコマンドの開始は未使用です。
swplayコマンドの終了時は復帰値、メッセージです。 |
- 監査ログを運用管理サーバに収集することができます。この場合、Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能が必要です。詳細については、“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド セキュリティ編”の“監査ログを管理する”を参照してください。
- 監査ログの出力場所、出力形式については“監査ログファイル”を参照してください。
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