Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
索引

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1.2.233 P_Mpapagt(CSVファイルによるアプリケーション情報移入コマンド)
■機能説明
アプリケーション情報を移入します。
- オプションにて“-in”を指定することにより、指定ディレクトリ配下にあるアプリケーション情報を記述したCSVファイルのアプリケーションを運用管理サーバに登録することができます。
- 指定されたノード名に該当するノードが存在しない時はエラーとなります。
- CSVファイルのフォーマットについては“アプリケーション情報ファイル”を参照してください。
■記述形式
P_Mpapagt |
-in directory -n node |
■オプション
- -in:
- 移入機能を使用する際に指定します。
- directory:
- -in オプション指定の時は移入するファイルが格納してあるディレクトリを指定します。
- -n node:
- CSVファイルに記述されたアプリケーションを指定したノードの情報として登録するためにノード名を指定します。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- エラー
- 2:
- 警告
■参照
アプリケーション情報ファイル
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\Mpapagt\opt\bin |
Solaris
Linux |
/opt/FJSVsapag/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- Administrator権限が必要です。
- 運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバで実行可能です。
■注意事項
- Systemwalker Centric Managerが起動している必要があります。
- 入力時にファイルに記載された項目の文字数が最大長を超えている場合は文字数の最大長以上の文字は登録されません。(文字数の最大長は “アプリケーション情報ファイル”を参照してください。)
- オプションにて指定するファイルを格納しているディレクトリまたはノード名が空白文字を含んでいる場合は“”(ダブルクォーテーション)で括って指定してください。
- 本コマンドは二重起動できません。
■使用例
アプリケーション情報を移入する場合
【Windows版】
c:\tmp\policy_out\node1\P_Mpapagt_aplinfo.csvというSJISで記述されたアプリケーション情報ファイルを作成しておきます。
P_Mpapagt -in c:\tmp\policy_out\node1 -n node1
P_Mpapagt_aplinfo.csv に記述されているアプリケーション情報がnode1のアプリケーションとして登録されます。
【Solaris/Linux版】
/tmp/policy_out/node1/P_Mpapagt_aplinfo.csvというSJISで記述されたアプリケーション情報ファイルを作成しておきます。
P_Mpapagt -in /tmp/policy_out/node1 -n node1
P_Mpapagt_aplinfo.csv に記述されているアプリケーション情報がnode1のアプリケーションとして登録されます。
■実行結果/出力形式
正常時:
復帰値0
メッセージ出力はありません。
異常時:
- メッセージ内容:
- Usage : P_Mpapagt -in dirname -n nodename
- 出力契機:
- コマンド実行時にパラメタに不備があります。
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- 入力パラメタが誤っています。Usageに表示されているパラメタでコマンドを実行してください。
- メッセージ内容:
- Someone is using the Application policy window.
I can not associate the Policy.
Please close the Application policy window and restart this command.
- 出力契機:
- [Systemwalkerコンソール]画面からアプリケーション[ポリシー]画面が開かれてます。
- 継続可/不可:
- 不可
アプリケーションは作成されますがポリシーとの関連付けがされません。
- 対処方法:
- アプリケーション[ポリシー]画面を閉じてから、再度、コマンドを実行してください。
または、手動にてポリシー設定を行ってください。
ポリシーの設定方法については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
- メッセージ内容:
- I can not get data of the Operating Policy.
I can not associate the Policy.
- 出力契機:
- 稼働ポリシーの関連付け情報を取得できませんでした。
- 継続可/不可:
- 不可
アプリケーションは作成されますが稼働ポリシーとの関連付けがされません。
- 対処方法:
- 手動にてポリシー設定を行ってください。
ポリシーの設定方法については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
- メッセージ内容:
- I can not get data of the Threshold Value Policy.
I can not associate the Policy.
- 出力契機:
- しきい値ポリシーの関連付け情報を取得できませんでした。
- 継続可/不可:
- 不可
アプリケーションは作成されますがしきい値ポリシーとの関連付けがされません。
- 対処方法:
- 手動にてポリシー設定を行ってください。
ポリシーの設定方法については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
- メッセージ内容:
- Please restart the Systemwalker.(Detailed code = %s)
- 出力契機:
- Systemwalker Centric Managerが停止しています。
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- Systemwalker Centric Managerを再起動してください。
- メッセージ内容:
- File open Error.[%1]
- %1:
- ファイル名
- 出力契機:
- P_Mpapagt_aplinfo.csvのオープンに失敗しました。
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- 指定ディレクトリ配下にP_Mpapagt_aplinfo.csvが存在するか確認してください。
また、スーパーユーザ(Administrator権限)でP_Mpapagt_aplinfo.csvを開くことができるか確認してください。
いずれも問題ない場合は保守情報収集コマンド(swcolinf)により[性能監視・稼働監視]の保守情報を採取して、技術員へ連絡してください。
- メッセージ内容:
- File read Error.[%1]
- %1:
- ファイル名
- 出力契機:
- P_Mpapagt_aplinfo.csvの読み込みに失敗しました。
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- 指定ディレクトリ配下にP_Mpapagt_aplinfo.csvが存在するか確認してください。
また、スーパーユーザ(Administrator権限)でP_Mpapagt_aplinfo.csvを開くことができるか確認してください。
いずれも問題ない場合は保守情報収集コマンド(swcolinf)により[性能監視・稼働監視]の保守情報を採取して、技術員へ連絡してください。
- メッセージ内容:
- File write Error.[%1]
- %1:
- ファイル名
- 出力契機:
- P_Mpapagt_aplinfo.csvの書き込みに失敗しました。
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- オプションに指定したディレクトリが存在するか確認してください。
また、スーパーユーザ(Administrator権限)で指定したディレクトリにファイルを作成することができるか確認してください。
いずれも問題ない場合は保守情報収集コマンド(swcolinf)により[性能監視・稼働監視]の保守情報を採取して、技術員へ連絡してください。
- メッセージ内容:
- Character code conversion processing went wrong.
- 出力契機:
- 文字コード変換処理に失敗しました。
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- P_Mpapagt_aplinfo.csvがSJISコードで記載されているか確認してください。
SJISコードで記載されている場合は保守情報収集コマンド(swcolinf)により[性能監視・稼働監視]の保守情報を採取して、技術員へ連絡してください。
- メッセージ内容:
- There is application into which the indispensable item is not inputted(Line=%1).
Please input an indispensable item and re-perform it.
- %1:
- 行番号
- 出力契機:
- 必須項目(実行ファイル名)が記述されていないアプリケーションが存在します。
- 継続可/不可:
- 可
- 対処方法:
- 表示されている行の必須項目(実行ファイル名)が記述されているか確認してください。
必須項目(実行ファイル名)を記載し、再度、コマンドを実行するか、手動にてアプリケーションを登録してください。
アプリケーションの登録方法については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
- メッセージ内容:
- There is an item exceeding the maximum value of the number of input characters.
The application is not registered. (ApplicationName=%1)
- %1:
- アプリケーション名
- 出力契機:
- 入力項目(実行ファイル名、インストールディレクトリ名)の文字数が上限値を超えているアプリケーションが存在します。
(中途までを登録しても意味がなく、動作に問題ある場合)
- 継続可/不可:
- 可
- 対処方法:
- 表示されているアプリケーション名の入力項目(実行ファイル名、インストールディレクトリ名)の文字数を上限値以下に修正し、再度、コマンドを実行するか、手動にてアプリケーションを登録してください。
アプリケーションの登録方法については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
- メッセージ内容:
- WARNING: There is an item exceeding the maximum value of the number of input characters.
The item is not registered. (ApplicationName=%1)
- %1:
- アプリケーション名
- 出力契機:
- 入力項目(起動コマンド名、起動コマンドパス、起動コマンドパラメタ、停止コマンド名、停止コマンドパス、停止コマンドパラメタ、稼働ポリシー名、しきい値ポリシー名)の文字数が上限値を超えているアプリケーションが存在します。
(中途までを登録しても意味がなく、動作に問題ある場合)
- 継続可/不可:
- 可
- 対処方法:
- 表示されているアプリケーション名の入力項目(起動コマンド名、起動コマンドパス、起動コマンドパラメタ、停止コマンド名、停止コマンドパス、停止コマンドパラメタ、稼働ポリシー名、しきい値ポリシー名)の文字数を上限値以下に修正し、再度、コマンドを実行するか、手動にてアプリケーションを登録してください。
アプリケーションの登録方法については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
- メッセージ内容:
- WARNING: There is an item exceeding the maximum value of the number of input characters.
The character sequence to a maximum value is registered. (ApplicationName=%1)
- %1:
- アプリケーション名
- 出力契機:
- 入力項目(アプリケーション名(表示名)、製品名、製品バージョン、会社名、著作権、説明、パッケージ名)の文字数が上限値を超えているアプリケーションが存在します。
(中途までを登録しても動作に問題がない場合は上限値までを登録します。)
- 継続可/不可:
- 可
- 対処方法:
- 表示されているアプリケーション名の入力項目(アプリケーション名(表示名)、製品名、製品バージョン、会社名、著作権、説明、パッケージ名)を上限値以下に修正し、再度、コマンドを実行するか、手動にてアプリケーション情報を更新してください。
アプリケーション情報の更新方法については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
- メッセージ内容:
- Acquisition of node information went wrong.[%1]
- %1:
- 指定したノード名
- 出力契機:
- ノード情報の取得に失敗しました。
(ノードが見つかりません。)
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- パラメタで指定したノードが[Systemwalkerコンソール]画面のノード一覧にてノードの「詳細」の欄に“A”が表示されていることを確認してください。
問題がない場合は、保守情報収集コマンド(swcolinf)により[性能監視・稼働監視]の保守情報を採取して、技術員へ連絡してください。
- メッセージ内容:
- There is not enough memory.
- 出力契機:
- メモリ不足が発生した場合
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- ページファイルのサイズを拡張するか、メモリを増設して、Systemwalker Centric Managerを再起動し、再度、コマンドを実行してください。
再度、実行しても再現する場合は、保守情報収集コマンド(swcolinf)により[性能監視・稼働監視]の保守情報を採取して、技術員へ連絡してください。
- メッセージ内容:
- I could not get domain name.
- 出力契機:
- ドメイン名が取得できなかった場合
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- Systemwalker Centric Managerの環境が破壊されている可能性があります。
Systemwalker Centric Managerを再起動し、再度、コマンドを実行してください。
再発する場合には、Systemwalker Centric Managerを再インストールしてください。
- メッセージ内容:
- Application Tree acquisition went wrong.
- 出力契機:
- アプリケーションツリーのOID取得に失敗した場合
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- Systemwalker Centric Managerの環境が破壊されている可能性があります。
Systemwalker Centric Managerを再起動し、再度、コマンドを実行してください。
再発する場合には、Systemwalker Centric Managerを再インストールしてください。
- メッセージ内容:
- The Systemwalker Centric Manager has stopped.Please restart it.
- 出力契機:
- Systemwalker Centric Managerが停止している場合
- 継続可/不可:
- 不可
- 対処方法:
- Systemwalker Centric Managerを再起動してください。
- メッセージ内容:
- This command is busy. After waiting for a while, please reexecute.
- 出力契機:
- 本コマンドを他の端末から実行している場合
- 対処方法:
- 本コマンドを他の端末から実行しているか確認してください。
他の端末から実行している場合はコマンドが終了してから再度、コマンドを実行してください。
他の端末から実行されていない場合は保守情報収集コマンド(swcolinf)により[性能監視・稼働監視]の保守情報を採取して、技術員へ連絡してください。
- メッセージ内容:
- The CSV file (P_Mpapagt_aplinfo.csv) does not exist in the directory,application is not registered.
- 出力契機:
- アプリケーション情報ファイル(P_Mpapagt_aplinfo.csv)が指定ディレクトリに存在しない場合に出力されます。
- 継続可/不可:
- 可
アプリケーションは作成されません。
- 対処方法:
- 指定ディレクトリにアプリケーション情報ファイル(P_Mpapagt_aplinfo.csv)が存在するか確認してください。
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