Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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[EE/GEE]
1.2.82 mpatmcsbk(クラスタ情報バックアップコマンド)
■機能説明
監査ログ管理の管理情報を、指定した論理ホスト単位で、指定した退避先ディレクトリに退避します。退避先のディレクトリ配下に論理ホスト名のディレクトリを作成し、その配下に定義ファイルと管理簿ファイルを退避します。
退避先のディレクトリには、以下のとおりデータを退避します。
退避先ディレクトリのイメージ

■記述形式
mpatmcsbk |
[-H 論理ホスト名] -b 退避先ディレクトリのフルパス名 |
■オプション
- -H 論理ホスト名:
- 退避したい定義ファイルと管理簿ファイルに関係する論理ホスト名を指定します。
ASCII(128文字以内)で指定します。空白を含めた指定はできません。
省略した場合、クラスタセットアップコマンドで定義したすべての論理ホストを退避対象とします。
- -b 退避先ディレクトリのフルパス名:
- 退避先ディレクトリ名をフルパスで指定します。
ASCII(80文字以内)で指定します。
ディレクトリ名の最後にファイルセパレータ(Windowsの場合"\"、UNIXの場合"/")を指定した場合はエラーとなります。
■復帰値
- 0:
- バックアップが正常終了しました。
- 1:
- バックアップデータがありません。
- 255:
- バックアップがエラー終了しました。
■参照
表:監査ログ管理用コマンド
mpatmcsset(クラスタセットアップコマンド)
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
UNIX |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- Administrator権限が必要です。
- 運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
【UNIX】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバで実行可能です。
■注意事項
- 必要な権限を持ったアカウントで本コマンドを実行してください。
- クラスタ環境だけデータの退避を行います。
- 本コマンドを実行するサーバに、本コマンドで指定する論理ホスト名に対する共有ディスクがオンラインになっている必要があります。
- 本コマンドは、以下のコマンドや処理を実行中の場合、実施できません。
- ファイル転送情報定義コマンド(mpatmtrsdef)
- ログ収集情報定義コマンド(mpatmlogdef)
- ログ収集設定コマンド(mpatmlogapdef)
- ログ収集コマンド(mpatmlog)
- ログ情報削除コマンド(mpatmdelap)
- サーバ種別設定コマンド(mpatmsvrtypedef)
- 二次媒体複写先設定コマンド(mpatmmediadef)
- ログ収集中
- ポリシー適用中
- クラスタ情報バックアップコマンド(mpatmcsbk)
- クラスタ情報リストアコマンド(mpatmcsrs)
- クラスタセットアップコマンド(mpatmcsset)
- クラスタアンセットアップコマンド(mpatmcsunset)
- 退避先ディレクトリにはローカルディスクを指定することをお勧めします。
- 退避先ディレクトリに“mpatm”や論理ホスト名と同じ名前のディレクトリが存在した場合は、そのディレクトリ配下にデータを退避します。
■使用例
論理ホスト“LogServer1”のデータを退避します。
mpatmcsbk -H LogServer1 -b D:\bkdata |
■実行結果/出力形式
mpatm0002 mpatmcsbkコマンドを開始します。
[警告メッセージ、エラーメッセージを標準エラーに出力します]
mpatm0003 mpatmcsbkコマンドを終了しました。 |
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