Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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1.2.76 mpaosemex(類似イベント抑止対象外設定コマンド)
■機能説明
類似イベント抑止対象外とするメッセージを定義します。
■記述形式
mpaosemex |
[-a "msg"|-d "msg"|-all] |
■オプション
- 指定なし:
- 類似イベント抑止対象外の設定内容を表示します。
- -a "msg":
- 類似イベント抑止対象外とするメッセージを、2047バイト以内(末尾の改行コードは含まない)で指定します。メッセージは「”」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。
なお、指定できるメッセージは最大50メッセージです。
通知メッセージがここで定義された文字列と前方一致する場合、つまり、通知メッセージの先頭部分が定義文字列全体を含んでいる場合、抑止処理の対象外となります。
例)msg にAAAを定義した場合
抑止対象外になるもの :AAA,AAAA,AAABなど
抑止対象外とならないもの:AAB,AAなど
また、ここで定義するメッセージは、Systemwalkerの監視画面([監視イベント一覧])上でメッセージとして表示される形式のもので、ラベル、エラー種別部分を含んだ文字列にしてください。
例) 該当メッセージがWindowsのイベントログに出力されたものである場合、定義する文字列は以下のSystemwalkerの通知形式となります。
イベント種別:ソース名: エラー種別: ID:[分類:]説明 |
イベント種別:出力されたイベントログの種別。"AP"、"SE"、または"SY"です。
ソース名 :出力されたイベントログのソース名です。
エラー種別 :出力されたイベントログのエラー種別です。"情報"、"警告"、または"エラー"です。
ID :出力されたイベントログに設定されているイベントIDです。
分類 :出力されたイベントログに設定されているイベントの分類です。分類がない場合は、コロン(:)と共に設定されません。
説明 :出力されたイベントログに設定されているイベントの説明です。
- -d "msg":
- 類似イベント抑止対象外の設定から削除するメッセージを指定します。メッセージは「”」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。
- -all
- 類似イベント抑止対象外の設定から、すべてのメッセージを削除します。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- コマンドの実行権がない、または、指定したオプションが正しくない
- 3:
- ファイル処理に失敗した(アクセス権なしなど)
- 7:
- 同じメッセージが定義されている
- 8:
- 類似イベント抑止対象外定義が最大数に達している
- 9:
- 削除するメッセージがない
- 10:
- システムエラー
■参照
mpaosemny(類似イベント抑止定義コマンド)
■コマンド格納場所
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE
Windows(R) 2000 |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin |
Solaris
Linux |
/opt/FJSVfwaos/usr/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバでは、Administrator権限/DmAdmin権限が必要です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、Administrator権限が必要です。
- Windows Vista で本コマンドを実行する場合、[管理者として実行]を選択して起動したコマンドプロンプト上で実行してください。
以下にコマンドプロンプトの起動例を示します。
例:
[スタート]-[アクセサリ]-[コマンド プロンプト]を右クリックして表示されるメニューから、[管理者として実行]を選択して起動する。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
【Solaris/Linux】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
- 運用管理クライアント/クライアントでは、[イベント監視]を選択インストールしたとき実行可能です。
■注意事項
- Systemwalker Centric Managerの動作中に本コマンドを実行した場合、すぐには設定が反映されません。設定を反映するにはSystemwalker Centric Managerを再起動してください。
- Systemwalker Centric Managerの停止時に本コマンドを実行した場合、次にSystemwalker Centric Managerを起動したときに設定が反映されます。
- オプションの"msg"で指定するメッセージに、正規表現は使用できません。
- マルチバイト文字を指定する場合、文字コードはSystemwalker Centric Managerの動作環境と同一にしてください。
■使用例
類似イベント抑止対象外とするメッセージとして、"UX:ABC ERROR: SYSTEM TROUBLE CODE="を設定します。
mpaosemex -a "UX:ABC ERROR: SYSTEM TROUBLE CODE=" |
■実行結果/出力形式
本コマンドをオプションなしで実行した場合、類似イベント抑止対象外の設定内容が表示されます。
【Windows版】
C:\win32app\mpwalker\mpaosfsv\bin> mpaosemex
UX:ABC ERROR:
UX:XYZ ERROR:
Total : 2 |
【Solaris/Linux版】
# /opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaosemex
UX:ABC ERROR:
UX:XYZ ERROR:
Total : 2 |
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