Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
索引

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1.2.41.2 ユーザ資源の移入
■機能説明
オフライン配付用資源として移出されたユーザ資源の資源グループをサーバに移入します。
■記述形式
drmsimp |
-a rsc [-e 世代識別名] -f 移入元パス名 [-w 作業用ディレクトリ] [-k date|ipl|man] [-t YYYYMMDDhhmm|unfix] [-l] [-G quick|apply] |
■オプション
- -a rsc:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションは“rsc”と指定します。
- -e 世代識別名:
- 移入する資源グループの世代を指定します。省略した場合は、登録元の最新世代が指定されたものとみなします。
なお、移入される世代は、移入しようとするサーバに未登録の世代以降を登録します。
- -f 移入元パス名:
- 移入元のパス名(ディレクトリ名)を指定します。ただし、マルチボリュームには対応していません。例えば、CD媒体で運ぶ場合には、drmsexpコマンドの実行時にいったん作業ファイルに移出した後、CD-Rに書き込みます。本コマンドの実行時には、そのCD-Rから直接移入することは可能です。テープ媒体の場合には、drmsexpコマンドの実行時も本コマンドの実行時もいったん作業ファイルを経由する必要があります。直接ファイル/ディレクトリとして見える状態でないと使えません。
Windows版の場合、本オプションにネットワークドライブを指定することができます。ただし、UNC名は指定できません。
- -w 作業用ディレクトリ:
- 移入する場合に必要となる作業用ファイルのディレクトリを指定します。
本オプションを省略した場合は、作業用ファイルのディレクトリはカレントディレクトリとなります。
- -k date|ipl|man:
- 移入する資源グループの適用種別を指定します。省略した場合は、移出時の値を採用します。
- date:
- 後刻適用
- ipl:
- ipl適用
- man:
- 手動適用
- -t YYYYMMDDhhmm|unfix:
- 適用種別に“date”を指定した場合にその適用予定日時を指定します。省略した場合は、移出時の値を採用します。
- YYYY:
- 西暦年を指定します。
- MM:
- 01〜12で月を指定します。
- DD:
- 01〜31で日付を指定します。
- hh:
- 00〜23で時間を指定します。
- mm:
- 00〜59で分を指定します。
なお、適用予定日時を未定にしたい場合は、以下のように指定します。
- unfix:
- 適用予定日時を未定にします。
- -l:
- 移入する資源グループの内容の情報を出力する場合に指定します。本オプションを指定した場合は、資源グループの移入処理は行われません。本オプションを省略した場合は、移入処理を行います。
- -G quick|apply:
- クライアント資源のダウンロード種別を指定します。ダウンロード種別を以下に示します。
- quick:
- 指定された世代の資源グループを事前配付する場合に指定します。
- apply:
- 指定された世代の資源グループを通常配付する場合に指定します。
なお、本オプションを省略した場合は、移出時の値を使用します。
■復帰値
- 0:成功
- 処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- オプション指定に誤りがあります。移入処理ができません。
移入しようとする資源グループの世代情報が不一致です。移入処理ができません。
ファイルアクセスの異常が発生しました。移入処理ができません。
- 4:プログラムエラー
- システムエラーが発生しました。移入処理ができません。
■参照
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- DistributionOperation権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
【UNIX】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- 移入コマンドは、足りない世代だけ移入します。世代の不整合が発生した場合はエラーとなります。ただし、移入する資源グループが登録されていない場合は、前世代がない場合でも正常に登録されます。なお、最新世代を再移入する場合は、移入先の最新世代をdrmsdltコマンドで削除した後に移入してください。
- drmsexpコマンドで移出した世代を移入します。ほかのコマンド(ファイルコピー等)で移出したものは移入できません。
- 作業用ディレクトリには、“.”の1文字または“..”の2文字だけを使用しないでください。
- 移入した資源の送受信日時は移入元の資源グループの送受信日時となり、移入した日時にはなりません。
- 本コマンドの出力結果をアプリケーションプログラムにて参照する場合は、各種情報の個数を示す値(出力形式の世代識別名数、資源グループ数、システム数など)を利用することをおすすめします。
■使用例
【Windows版】
“a:\exprsc”ディレクトリ配下の資源グループを移入します。
drmsimp -a rsc -f a:\exprsc
【UNIX版】
“/exprsc”ディレクトリ配下の資源グループを移入します。
drmsimp -a rsc -g RSCGRP -f/exprsc
■実行結果/出力形式
-lオプションを指定した場合のリスト情報の出力形式を、以下に示します。
【Windows版】

【UNIX版】

なお、適用種別については、“システム名の定義情報、送信状況および適用状況の検索”の中の“表:適用種別、処理状態および処理結果の説明”を参照してください。
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