Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
索引

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1.2.35.4 セション開設情報の定義
■機能説明
資源配付クライアントの管理ファイルに対してセション開設情報を定義します。
■記述形式
drmsdfn |
-a node -h 接続先のノード名 -i host|ip|http|https -u ユーザID [-p パスワード] [-n ポート番号] [-o] [-w] |
■オプション
- -a node:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションは“node”と指定します。
- -h 接続先のノード名:
- 接続先のノード名をホスト名、ipアドレス、http URLアドレス、https URLアドレスのどれかを128バイト以内で指定します。
- -i host|ip|http|https:
- -hオプションで指定するノード名の入力形式を指定します。
- host:
- -hオプションをホスト名で指定した場合に指定します。
- ip:
- -hオプションをipアドレスで指定した場合に指定します。
- http:
- 接続形態をhttp接続する場合に指定します。
- https:
- 接続形態をhttps接続する場合に指定します。
- -u ユーザID:
- 接続先のノードで動作している資源配付サーバに対して接続を行う際のユーザIDを31バイト以内で指定します。空白を含むユーザIDを指定する場合は“"(ダブルクォーテーション)”で囲む必要があります。
- -p パスワード:
- -uオプションで指定したユーザIDのパスワードを14バイト以内で指定します。空白を含むパスワードを指定する場合は“"(ダブルクォーテーション)”で囲む必要があります。また、パスワードに“"(ダブルクォーテーション)”を含める場合は“"(ダブルクォーテーション)”の直前に“\”を指定してください。本オプションが省略された場合はパスワードなしとみなします。
- -n ポート番号:
- 接続先のノードで動作している資源配付サーバが使用しているポート番号を0〜65535までの数字で指定します。本オプションが省略された場合、-iオプションが"host"または"ip"の場合は"9231"、-iオプションが"http"の場合は"9393"、-iオプションが"https"の場合は"9399"が指定されたものとみなします。
- -o:
- DHCP運用で接続先のノードで動作している資源配付サーバと接続する場合、または、接続先のノードで動作している資源配付サーバでクライアントをコンピュータ名で管理する場合に指定します。本オプションが省略された場合、コンピュータ名運用を行いません。
- -w:
- 本オプションを指定するとコマンドラインに“Password:"の文字を出力します。-uオプションで指定したユーザIDのパスワードを14バイト以内で指定してください。この場合、パスワードは画面に表示されません。また、パスワードに“"(ダブルクォーテーション)”を含める場合は“"(ダブルクォーテーション)”の直前に“\”を指定する必要はありません。
■復帰値
- 0:正常終了
- 定義処理が正常に終了しました。
- 1:警告
- 同じ接続先のノード名がすでに定義されています。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- オプションの指定に誤りがあります。セション開設情報の定義ができません。
- 4:プログラムエラー
- システムにエラーが発生しました。セション開設情報の定義ができません。
動作中のファイルの置き換えが完了していません。
■参照
表:資源配付用コマンド(クライアント用)
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmscl |
■実行に必要な権限/実行環境
- Administrator権限(Windows)が必要です。
- クライアント用コマンドです。
■注意事項
- コマンドで異常が発生した場合、DRMS管理ファイル格納ディレクトリ配下のerrcmd.datファイルを参照してください。
- 接続先のノード名がホスト名の場合は、大文字小文字を区別します。また、ホスト名が解決できない場合でも確認メッセージを表示しないで定義します。
- 接続先のノード名がIPアドレスの場合は、ドット区切りの10進表記で指定してください。IPアドレスの先頭には0は指定できません。
- パスワードを入力する際、-pオプションと-wオプションでは入力形式が違います。“"(ダブルクォーテーション)”を含むパスワードを指定する際、-pオプションでは“"(ダブルクォーテーション)”の直前に“\”を付加しなければいけないのに対し、-wオプションでは“\”を付加する必要はありません。
- -pオプションと-wオプションが共に指定された場合、-pオプションを無効とします。
- 名前解決ができない接続先のノード名を指定しても定義します。
- 本コマンドは、ポリシーとして使用できません。
- HP-UXおよびAIXでは、クライアントまたは業務サーバからhttpsを使用した資源の取り出しはできませんのでhttpを使用してください。また、S/MIMEも使用できません。
■使用例1
接続先のノード名“HOST1”ユーザID“systemwalker”パスワード“systemwalker”で定義します。
drmsdfn -a node -h HOST1 -i host -u systemwalker -p systemwalker
■使用例2
接続先のノード名“HOST2”ユーザID“systemwalker”パスワード“"systemwalker"”で定義します。
drmsdfn -a node -h HOST2 -i host -u systemwalker -p \"systemwalker\"
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