Symfoware Server メッセージ集
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第2章 メッセージ番号がqdgで始まるメッセージ

2.14 qdg03400番台のメッセージ

2.14.1 qdg03400u 

ロールバックが不可能なため データベースをアクセス 禁止状態にしました DB名='s*' DSI名='t*' u*

[メッセージの意味]

リカバリを適用しない運用のDSIに対してロールバックを行ったか、または、その他の理由でロールバックが不可能なため、データベースをアクセス禁止状態にしました。

[パラメタの意味]

s*: データベース名
t*: DSI名
u*: RDBシステム名
   RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。

[システムの処理]

データベースをアクセス禁止状態にします。

[利用者の処置]

- rdbinfコマンドの-iオプション及び、-aオプションでリカバリを適用しない運用中のDSIか否かの確認が可能です。“Symfoware Server コマンドリファレンス”、または、“Interstage Business Application Server リファレンス”のrdbinfを参照してください。
- “Symfoware Server RDB運用ガイド”のロールバック不可からのリカバリ、または“Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)”のユーザログテーブルのリカバリの操作に従って、データベースまたはユーザログテーブルをリカバリしてください。
- 動作環境ファイルにROLLBACK_MEM_ERRORを指定することで、メモリ不足が原因でロールバックが失敗してもロールバック不可閉塞とせずSymfoware/RDBを緊急停止させることも可能です。

2.14.2 qdg03401u 

ロールバックが不可能なため データベースをアクセス 禁止状態にしました DB名='s*' DSI名='t*' ページ識別 番号='d*' u*

[メッセージの意味]

リカバリを適用しない運用のDSIに対してロールバックを行ったか、または、その他の理由でロールバックが不可能なため、データベースをアクセス禁止状態にしました。

[パラメタの意味]

s*: データベース名
t*: DSI名
d*: ページ識別番号
u*: RDBシステム名
   RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。

[システムの処理]

データベースをアクセス禁止状態にします。

[利用者の処置]

- rdbinfコマンドの-iオプション及び、-aオプションでリカバリを適用しない運用中のDSIか否かの確認が可能です。“Symfoware Server コマンドリファレンス”、または、“Interstage Business Application Server リファレンス”のrdbinfを参照してください。
- “Symfoware Server RDB運用ガイド”のロールバック不可からのリカバリ、または“Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)”のユーザログテーブルのリカバリの操作に従って、データベースまたはユーザログテーブルをリカバリしてください。
- 動作環境ファイルにROLLBACK_MEM_ERRORを指定することで、メモリ不足が原因でロールバックが失敗してもロールバック不可閉塞とせずSymfoware/RDBを緊急停止させることも可能です。

2.14.3 qdg03402u 

ロールバックが不可能なため RDBIIディクショナリをア クセス禁止状態にしました s*

[メッセージの意味]

ロールバックが不可能なため、RDBディクショナリをアクセス禁止状態にしました。

[パラメタの意味]

s*: RDBシステム名
   RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。

[システムの処理]

RDBディクショナリをアクセス禁止状態にします。

[利用者の処置]

RDBディクショナリが使用できないため、“SymfowareServer RDB運用ガイド”、または“Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)”のRDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルのリカバリの操作に従って、早急に、RDBディクショナリをリカバリしてください。

2.14.4 qdg03405u 

ダウンリカバリが不可能なため データベースをアクセ ス禁止状態にしました DB名='s*' DSI名='t*' u*

[メッセージの意味]

ダウンリカバリが失敗したため、データベースをアクセス禁止状態にしました。

[パラメタの意味]

s*: データベース名
t*: DSI名
u*: RDBシステム名
   RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。

[システムの処理]

対象のデータベースをアクセス禁止状態にし、他のDSIのリカバリを継続します。

[利用者の処置]

障害が検出されたDSIに対して、“Symfoware ServerRDB運用ガイド”のSymfoware/RDBのシステムダウンからのリカバリに従って、対象データベースをリカバリしてください。または“Interstage Business Application Server運用ガイド(高信頼性ログ編)”のアーカイブログ適用によるリカバリに従って、ユーザログテーブルをリカバリしてください。

2.14.5 qdg03406u 

ダウンリカバリが不可能なため RDBIIディクショナリを アクセス禁止状態にしました s*

[メッセージの意味]

ダウンリカバリが失敗したため、RDBディクショナリをアクセス禁止状態にしました。

[パラメタの意味]

s*: RDBシステム名
   RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。

[システムの処理]

RDBディクショナリをアクセス禁止状態にします。

[利用者の処置]

RDBディクショナリを使用する処理が実行できなくなるため、“Symfoware Server RDB運用ガイド”または“Interstage Business Application Server運用ガイド(高信頼性ログ編)”のRDBディクショナリおよびRDBディレクトリのリカバリの操作に従って、早急に、RDBディクショナリをリカバリしてください。

2.14.6 qdg03420u 

RDBIIディレクトリファイルをアクセス禁止状態にしま す 原因コード='d*' 調査コード='e* f* s* g*' t*

[メッセージの意味]

RDBディレクトリファイルの処理中に異常が発生したため、RDBディレクトリファイルをアクセス禁止状態にします。

[パラメタの意味]

d*: 原因コード
1: 入出力障害
2: 破壊検出
3: ダウンリカバリ失敗
4: OSパニックによる破壊検出
e*: ディレクトリファイル種別コード
   原因コードが“3”の場合は“0”を出力します。
1: ユーザデータベース用
2: RDBディクショナリ用
f*: ディレクトリファイル操作コード
   原因コードが“1”以外の場合は“0”を出力します。
1: 読み込み
2: 書き込み
s*: ディレクトリファイルの異常箇所
   原因コードが“3”の場合は“0”を出力します。原因コードが“3”以外の場合で、異常箇所が特定できない場合は“-1”を出力します。
g*: システムコールのエラー番号
   原因コードが“1”以外の場合またはエラー番号が特定できない場合は“0”を出力します。システムコールのエラー番号については、“System Administrator AnswerBook - Japanese”を参照してください。
t*: RDBシステム名
   RDBシステム名はマルチRDBの場合のみ出力されます。

[システムの処理]

RDBディレクトリファイルをアクセス禁止状態にします。

[利用者の処置]

原因コードが“1”の場合は、システムコールのエラー番号により異常要因を調査し、原因を取り除いてから“Symfoware Server RDB運用ガイド”または“Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)”のRDBディレクトリファイルのリカバリの操作に従って、RDBディレクトリファイルをリカバリしてください。ただし、システムコールのエラー番号が“0”の場合は、コアダンプおよび以下のファイルを保存し、当社技術員(SE)に連絡してください。
1) ディレクトリファイル種別コードが“1”の場合は、RDB構成パラメタファイルの定義種別RDBDIRSPACE1で指定したパスのファイル'DIR_FILE1.INH'を保存してください。
2) ディレクトリファイル種別コードが“2”の場合は、RDB構成パラメタファイルの定義種別RDBDIRSPACE2で指定したパスのファイル'DIR_FILE2.INH'を保存してください。原因コードが“2”の場合は、コアダンプおよび以下のファイルを保存し、当社技術員(SE)に連絡してください。
1) ディレクトリファイル種別コードが“1”の場合は、RDB構成パラメタファイルの定義種別RDBDIRSPACE1で指定したパスのファイル'DIR_FILE1.INH'を保存してください。
2) ディレクトリファイル種別コードが“2”の場合は、RDB構成パラメタファイルの定義種別RDBDIRSPACE2で指定したパスのファイル'DIR_FILE2.INH'を保存してください。原因コードが“3”の場合は、本メッセージに先立って出力されるメッセージの原因を取り除いてから“Symfoware Server RDB運用ガイド”のRDBディレクトリファイルのリカバリの操作に従って、RDBディレクトリファイルをリカバリしてください。原因コードが“4”の場合は、“Symfoware Server RDB運用ガイド”または“Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)”のRDBディレクトリファイルのリカバリの操作に従って、RDBディレクトリファイルをリカバリしてください。


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