Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド
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第2章 セットアップ

2.11 データベース環境の複写

Active DB Guardの対象とするRDBシステムについて、下記の資源すべての退避データを、複写元システムから複写先システムへファイル転送などで転送し、Symfoware Serverのメディアリカバリ機能を利用して複写します。

[図:操作の手順]

■複写元システムの手順

  1. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを使用して、RDBを起動します。

  2. Symfoware Serverのrdbrtrコマンドを使用して、ディクショナリに更新抑止の利用規定を設定します。

  3. Symfoware Serverのrdbdmpdicコマンドを使用して、RDBディクショナリの退避ファイルを取得します。

  4. Symfoware Serverのrdbrtrコマンドを使用して、DSIに更新抑止の利用規定を設定します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  5. Symfoware Serverのrdbdmpコマンドを使用して、DSIの退避ファイルを取得します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  6. Symfoware Serverのrdbrlsコマンドを使用して、DSIの更新抑止の利用規定を解除します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  7. Symfoware Serverのrdbrlsコマンドを使用して、RDBディクショナリの更新抑止の利用規定を解除します。

■複写先システムの手順

  1. Symfoware ServerのrdbrcvdicコマンドのLOADモードおよびddlオプションを使用して、RDBディクショナリを復旧します。

  2. Symfoware Serverのrdbscldirコマンドを使用して、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを再登録します。
    本作業は、スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合に実施します。

  3. Symfoware Serverのrdbrcvdicコマンドを使用して、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを復旧します。
    本作業は、スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合に実施します。

  4. Symfoware Serverのrdbstartコマンドを使用して、RDBを起動します。

  5. Symfoware Serverのrdbrcvadtコマンドを使用して、監査ログエレメントを復旧します。
    本作業は、複写元システムで監査ログ運用を行っている場合に実施します。

  6. Symfoware Serverのrdbrcvコマンドを使用して、DSIを復旧します。
    本作業は、すべての表のDSIに対して実施します。


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