Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド |
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第2章 セットアップ | > 2.3 運用対象のデータベース定義とデータ創成 |
Active DB Guardの対象とするロググループ内に定義されているデータベースの資源については、複写先システムで同じ名称のデータベース資源の定義が必要です。また、これらの定義については、定義内容の一致が必要なものがあります。たとえば、表の列定義などについては、最終的な列の定義順序だけでなく、列の追加や削除などの変更操作履歴も完全に一致している必要があります。
以下では、複写先システムでのデータベースの定義の一致性を説明します。
センタ切り替えを含めた運用を行うためには、両システムで同じデータベースの定義が行われていることが必要です。
なお、バックアップセンタ運用の対象資源である下記資源に関連するデータベース定義については、バックアップセンタ運用を開始する前にシステム間の定義を一致させておく必要があります。それ以外の資源については、センタ切り替え後の運用を考慮すると、少なくともセンタ切り替えまでに実施しておく必要があります。
本章のセットアップを実施するとすべてのデータベース定義が複写されるため、両システムで同じ定義になります。
Active DB Guardのサポート対象資源を以下に示します。
DSIのデータ(表・インデックス)
順序
バックアップセンタ運用の準備では、対象資源に関係する以下の資源に関して、複写先システムに複写元システムと同じデータベース定義を実施しておく必要があります。
データベース定義
データベーススペース定義
スキーマ定義
表定義(DSO定義・DSI定義を含む)
インデックス定義(DSO定義・DSI定義を含む)
順序定義
データベーススペース定義およびDSI定義の割り付け対象(ALLOCATE句)はシステム間の物理構成の柔軟性を実現する運用を行う場合は、必ずしもシステム間で一致させる必要はありませんが、セットアップ作業では完全に一致させます。
複写先システムへセンタ切り替えを行う運用の場合には、バックアップセンタ運用の対象のロググループで利用する上記以外の資源(ビュー定義、トリガ定義、権限情報など)についても、システム間で同じ定義をしておく必要があります。これらは、センタ切り替え後の運用を考慮すると少なくともセンタ切り替えまでに実施しておく必要があります。
定義の属性には制約があるものがあります。詳細は、“サポート対象資源”を参照してください。
データベース資源の一致の必要性については、“両システムのデータベース環境”を参照してください。
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