Interstage Interaction Manager 使用上の注意
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第1章 制限事項> 1.1 ポータル機能

1.1.1 コンテンツ内のスクリプトなどの制限事項

◆JavaScript書き換え時の制限事項

Portalworksを通して外部コンテンツを参照する場合に、そのコンテンツ内にscriptが明記されていると、Portalworksで表示した際にスクリプトエラーが発生したり、表示内容の欠落、およびリンクのクリックなどの処理の不具合が発生する場合があります。

なお、画面追い出し機能や拡張ブリック機能を利用している場合は、このような不具合は発生しません。

eval()で書き換えが必要なscriptが評価された場合、または、setTimeout()、setInterval()で書き換えが必要なscriptが引数として記述された場合
(例)eval("document.location=" + "http://foo/bar" + query);
(例)setTimeout("document.location = " + "http://foo/bar" + query",2000);
(例)setInterval("document.location = " + "http://foo/bar" + query",1000);
document.write()で書き換えが必要なscript、またはHTMLが記述された場合
(例) document.write("document.location = " + "http://foo/bar" + query");
(例) document.write("<IMG ");document.write("SRC='/image.gif'>");
書き換え対象のオブジェクト部分に"("、または")"を使用している場合
(例) foo(x, y).bar.href = "http://xxxxx";
script内で以下のプロパティを参照し処理を行っている場合
document.URL、document.domain、location.protocol
location.host、location.hostname、location.port
location.pathname、location.hash、location.search
location.href
※上記のプロパティ名を利用し、末尾に文字を追加することによりオブジェクト名を指定し、script内で参照等を行う場合も同様です。
(例)document.domainABC
with()で書き換えが必要なスクリプトが評価された場合
(例)with(document.F1){
   target="newTarget";
   action="action.cgi";
   }
window.nameやself.nameにより、ウィンドウ名を設定している場合
Portalworksのブリックフレーム内での制御ができません。(Portalworksのブリックフレーム内の戻るアイコン、ホームアイコンなどをクリックした際に別のウィンドウが開き、その中にコンテンツが表示されます。)
(例)windows.name = "manuWin";
HTMLコンテンツ内のJavaScriptで接続先のサーバのCookieを制御する処理を行っている場合
Cookieは、接続先のサーバにまで通知されません。接続先のサーバ側でCookieを必要としている場合は、接続先のサーバ側の動作や代理ログオン処理に問題が発生することがあります。
(例)document.cookie = "index=1;expires=Sun, 1 Mar 1998 01:28:29 UTC";
onloadイベントにより呼び出されるJavaScript内にhistory操作を行うメソッド(例えば、history.back();)が記述されている場合
無限にコンテンツの再読み込みが実行される場合があります。この現象が発生した場合、Webブラウザを閉じて終了し、該当コンテンツをブリック内に表示しないように設定を変更してください。
画像のURLやリンク先のURLを文字列連結で作成している場合
正しいURLとならないのでイメージが表示されなかったり、正しいリンク先にリンクされない場合があります。
(例) topImage.src = "images/"+ date() + ".gif";

◆アプレットやFLASHなどのコンテンツについて

アプレットやFLASHなど、バイナリをクライアントにダウンロードし、クライアント側で実行され、通信などを行うコンテンツについては、ブリック内に表示することができません。

画面追い出し機能や拡張ブリック機能を利用するようにしてください。


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