Interstage Apworks 解説書
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第5章 Apworksで開発できるコンポーネント> 5.1 Javaアプリケーション

5.1.3 JavaBeans

JavaBeansとは、Javaのクラスを部品化する規約であり、その部品の一般名称でもあります。
部品化した個々の部品をBeanと呼びます。Beanは、GUI操作で視覚的に扱うことができます。JavaBeansはコンポーネントモデルの1つであり、プロパティ、メソッドやイベントの概念をもちます。これらを応用し、JavaのクラスをBeanとして部品にすると、コンポーネントとして再利用することができます。また、Apworksで提供するJavaフォーム定義を使用して、JavaフォームやほかのコンテナBeanへの貼付け、プロパティの設定などGUI操作で開発ができるようになります。

Beanは、Javaで開発します。Apworksには、Beanのひな型生成が用意されています。これを利用してBeanのひな型を簡単に生成することができます。また、既存のBeanを継承して新しいBeanとして作成することができます。たとえば、テキスト入力のBeanを継承して、独自エラーチェックを付加して、新しいテキスト入力のBeanを作成することができます。作成したBeanは、Javaフォーム定義のオブジェクトパレットに登録することができ、ほかのシステム提供Beanと同様に部品として利用することができます。
Apworksでは、これらの機能を利用することにより、Beanを効率よく開発および再利用することができます。


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