Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編) - FUJITSU - |
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第3章 アプリケーションの作成 |
アプリケーション実行中に異常が発生した場合は、以下の対処を行い、問題を取り除いてください。
JDBCドライバ使用中にエラーが発生した場合、catchブロックに記述した処理が行われます。catch文には、エラー情報を取得する処理などを記述します。
データベース関連のエラーはSQLExceptionが通知され、それ以外のエラーはExeptionが通知されます。SQLExceptionは、Exceptionよりも前に記述してください。
アプリケーション実行中に、JDBCドライバのエラーメッセージが通知された場合、“メッセージリファレンス”および“アプリケーションのデバッグ”を参照し、対処を行ってください。
エラー情報を取得する場合の記述例を以下に説明します。
try { : con.commit(); } catch(SQLException e) { System.out.println("ERROR MESSAGE : " + e.getMessage()); (1) System.out.println("SQLSTATE : " + e.getSQLState()); (2) System.out.println("ERROR CODE : " + e.getErrorCode()); (3) : con.rollback(); (4) : } catch(Exception ex) { System.out.println("ERROR MESSAGE : " + ex.getMessage()); (1) ex.printStackTrace(); (5) : con.rollback(); (4) : } |
(1) エラーメッセージの取得
(2) SQLSTATE値の取得
(3) Vendorエラーメッセージのエラーコードの取得
(4) トランザクションのロールバック
(5) スタックトレースの取得
以下に各項目の設定方法を示します。
getMessageメソッドを使用し、エラーメッセージを取得します。
発生したエラーがSQLExceptionの場合、エラーに対するSQLSTATE値が返却されます。
SQLExceptionクラスのgetSQLStateメソッドで取得することができます。
SQLExceptionクラスのgetErrorCodeメソッドでVendorエラーメッセージのエラーコードを取得できます。
トランザクションをロールバックします。
Connectionインタフェースのrollbackメソッドを使用します。
java.lang.ThrowableクラスのprintStackTraceメソッドを使用し、スタックトレースを取得します。
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