Interstage Shunsaku Data Manager 管理コンソール操作ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -
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第3章 バックアップ/リカバリ> 3.2 リカバリ

3.2.1 ディレクタデータのリカバリ

運用中にディレクタデータが配置されているディスクに障害が発生した場合、Shunsakuはディレクタサーバのイベントログに“shn30306u”のメッセージを出力します。

以下に、1日の運用中にディレクタデータが配置されているディスクに障害が発生した場合のリカバリを行う例を示します。

[図:ディレクタデータのリカバリ]

ディレクタデータのリカバリの流れを、以下に示します。

ディレクタデータファイルのリカバリを行う場合には、すべてのアプリケーションをあらかじめ停止し、データの検索および更新が行われないようにしてください。

  1. システムメッセージを確認し、障害発生箇所を特定します。
    ディレクタデータファイルのディレクトリへのアクセス中にディスク障害が発生した場合、ShunsakuのAPIまたは管理コンソールによるShunsakuの運用操作は、エラーとなります。エラーとなった原因を特定するため、ディレクタサーバのイベントログに出力されるShunsakuのメッセージを確認してください。
    ディレクタデータファイルのディレクトリへのアクセス中にディスク障害が発生した場合、Shunsakuは以下のメッセージを出力します。
    shn30306u:An I/O error has occurred with a director datafile.
    file=file名 System call=関数名 errno=エラー番号 (director) [director識別子] Shunsaku System Name=Shunsakuシステム名

    メッセージからディスク障害が発生したデバイス名またはファイルの絶対パス名を確認してください。

  2. shundrecoverコマンドのbオプションを実行し、リカバリ開始宣言をします。
    directorが停止している場合は、shunsysstartコマンドでShunsakuを起動したあとにshundrecoverコマンドを実行してください。

    ディスク交換時にOSの再起動が必要な場合には、OSの再起動後、本操作の前に手順3.の操作を行います。その後、アプリケーションが停止していることを確認してからShunsakuを起動し、本操作を行います。
    shundrecover -s director識別子 -b

  3. ディスクを交換し、ディレクタデータが配置されているディレクトリを再作成します。

  4. OSコマンド(copyコマンドなど)やディスク装置によるコピー機能を使用してディレクタデータのバックアップデータをリストアします。

    バックアップ場所およびリストア場所については、“3.2.2 Shunsakuの動作環境ファイルのリカバリ”を参照してください。

  5. shundrecoverコマンドのeオプションおよびpオプションを実行し、リカバリ終了宣言をします。
    リカバリ終了宣言により、ディレクタデータはバックアップ時点の状態に復旧します。
    shundrecover -s director識別子 -e -p

Shunsakuの停止および起動の詳細については、“1.4 Shunsakuの起動と停止”を参照してください。検索用データの登録の詳細については、“1.5 検索用データの登録/削除”を参照してください。

shundrecoverコマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。

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