PowerSORT V5.0 使用手引書
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第7章 C言語プログラムからPowerSORTを使用する> 7.5 BSORT関数で使用する構造体

7.5.11 BSFILE_EXT構造体

BSFILE_EXT構造体は複数の出力ファイルを指定するための構造体です。
出力ファイルがファイルシステムの許容量を超えたとき、リカバリ処理として複数のファイルへ分割して出力する場合に指定します。リカバリ処理は、以下のファイルを処理する場合に指定できます。

BSFILE_EXT構造体の領域を確保する際の領域の大きさはBS_OUTTABSIZE(n)を使って求められます。
BS_OUTTABSIZE(n)は、n個の出力ファイルの情報をもつBSFILE_EXT構造体の大きさを求めるマクロです。

typedef struct {
  unsigned long      entry_no;
  union {
    BSPTR_BSFILE_BASE    ufs;
    BSPTR_BSFILE_BASE    text;
    BSPTR_BSFILE_BASE    cob;
    BSPTR_BSFILE_BASE    cobr;
    BSPTR_BSFILE_INDEX   cobi;
    BSPTR_BSFILE_INDEX   cisam;
    BSPTR_BSFILE_INDEX   rdm;
  } outfile_opt[1];
} BSFILE_EXT;


■BSFILE_EXT構造体のメンバ

unsigned long  entry_no

出力ファイルパス名の数を設定します。
0を設定すると出力ファイルの指定を省略したものとみなします。

◆ファイル拡張情報を設定するメンバ

これらのメンバは、共用体で定義されています。

BSPTR_BSFILE_BASE  outfile_opt[n].ufs

システムの標準ファイルシステムのバイナリファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを設定します。
entry_noで指定した個数分指定します。

BSPTR_BSFILE_BASE  outfile_opt[n].text

システムの標準ファイルシステムのテキストファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを設定します。
entry_noで指定した個数分指定します。

BSPTR_BSFILE_BASE  outfile_opt[n].cob

富士通COBOLファイルシステムの順ファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを設定します。
entry_noで指定した個数分指定します。

BSPTR_BSFILE_BASE  outfile_opt[n].cobr

現在サポートしていないメンバです。

BSPTR_BSFILE_INDEX  outfile_opt[n].cobi

現在サポートしていないメンバです。

BSPTR_BSFILE_INDEX  outfile_opt[n].cisam

現在サポートしていないメンバです。

BSPTR_BSFILE_INDEX  outfile_opt[n].rdm

現在サポートしていないメンバです。


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