PowerSORT V5.0 使用手引書
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第5章 PowerSORTのbsortexコマンドを使用する> 5.2 bsortexコマンドオプション> 5.2.5 入力ファイル情報オプション(-input)

5.2.5.6 reconstオペランド

入力ファイルのレコード再編成機能を使用する場合に再編成フィールドを指定します。
入力ファイルのレコード再編成機能を使用する場合、キーフィールド、集約フィールド、出力の選択フィールドおよび出力の再編成フィールドは、入力レコード再編成後のフィールド位置を指定します。

■記述形式

reconst=reconst-definition

reconst-definition

再編成フィールドを指定します。コンマ( , )で区切って複数のreconst-definition を指定できます。

reconst-definition の記述形式

以下にreconst-definition の記述形式を示します。

[reconst-definition の記述形式1]

pos.len

記述形式1はレコードに存在するフィールドの指定を示します。
指定したフィールドが入力レコードに存在しない場合は、エラーになります。

[reconst-definition の記述形式2]

self-def.len typ

記述形式2は自己規定値の指定を示します。

[reconst-definition の記述形式3]

pos.END

記述形式3は入力レコードの指定位置から終端までを再編成フィールドとする場合の指定を示します。長さの指定は不要です。
指定したフィールドが入力レコードに存在しない場合は、エラーになります。

pos

再編成フィールドの位置を指定します。
バイナリファイルとテキストファイル固定フィールド指定の場合は、レコードの先頭を0としたバイト位置を指定し、テキストファイル浮動フィールド指定の場合は、0から数えたフィールド番号を指定します。

len

再編成フィールドの長さをバイト数で指定します。
テキストファイル浮動フィールド指定の場合、指定したフィールド長よりも長いフィールドが現れた場合は、指定したフィールド長で処理します。指定したフィールド長よりも短いフィールドが現れた場合は、実際のフィールド長で処理します。
バイナリファイルおよびテキストファイル固定フィールド指定の場合、レコード長を超えるフィールドを指定するとエラーになります。

self-def

自己規定値を指定します。
self-def の記述形式を以下に示します。

[self-def の記述形式1]

'文字列 '

[self-def の記述形式2]

x16進数

[self-def の記述形式3]

d10進数

typ

自己規定値のデータ形式を指定します。
文字列16進数 10進数 のそれぞれで指定可能なデータ形式については、再編成フィールドの自己規定値に指定可能なデータ形式を参照してください。

◆END

'END'の固定文字列を指定します。

reconst-definition 記述上の注意事項

■記述例

例1) 入力レコードの5バイトめから10バイトのフィールドを再編成する場合は、次のように指定します。

[BourneシェルおよびCシェルの場合]

reconst=4.10

例2) 自己規定値の文字列(abc)を指定する場合は、以下のように指定します。

[Bourneシェルの場合]

reconst="'abc'.3asc"

[Cシェルの場合]

reconst=\'abc\'.3asc

例3) ダブルクォーテーション( " )を含んだ自己規定値の文字列(ab"cd)を指定する場合は、以下のように指定します。

[Bourneシェルの場合]

reconst="'ab\"cd'.5asc"

[Cシェルの場合]

reconst=\'ab\"cd'.5asc

例4) クォーテーション( ' )を含んだ自己規定値の文字列(abc'd)を指定する場合は、以下のように指定します。

[Bourneシェルの場合]

reconst="'abc''d'.5asc"

[Cシェルの場合]

reconst=\'abc\'\'d\'.5asc

例5) 入力レコードの5バイトめからレコードの最後までを再編成する場合は、以下のように指定します。

[BourneシェルおよびCシェルの場合]

reconst=4.END


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