PowerSORT V5.0 使用手引書 |
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第2章 PowerSORTの概要 |
PowerSORTには、以下のオプション機能があります。オプション機能は、主要機能と同時に指定します。
レコード選択機能とは、処理対象のレコードの選択方法を指定して、必要なレコードだけを選択する機能です。主要機能と組み合わせて使用します。この機能を使用する場合は、被比較フィールドと比較フィールドとの比較方法、または被比較フィールドと自己規定値との比較方法を指定します。また、bsortexコマンドではレコード件数を選択条件とすることが可能です。
以下にレコード選択機能を使用した例を示します。
例) キーフィールド順にソートし、被比較フィールドと比較フィールドを比較します。被比較フィールドが比較フィールドより大きい値のレコードを選択します。
レコード再編成機能とは、フィールドの位置を変更したり、自己規定値をレコードに埋め込む機能です。主要機能と組み合わせて使用します。この機能を使用する場合は、出力レコードの左端から順番にフィールドを指定します。入力レコードのフィールドの位置を変更する場合はその位置と長さを、自己規定値を埋め込む場合はその自己規定値を指定します。
以下にレコード再編成機能を使用した例を示します。
例) キーフィールド順にソートし、再編成フィールド1、再編成フィールド2および再編成フィールド3で再編成します。
レコード集約機能とは、同値のキーフィールドをもつレコードが複数あるファイルまたはレコード群をソート処理またはマージ処理する際、集約フィールドの値を加算して1つのレコードにする機能です。ソート機能またはマージ機能と組み合わせて使用します。サプレス機能および先入力先出力(FIFO)機能とは、排他関係にあります。
以下にレコード集約機能を使用した例を示します。
例) キーフィールド順にソートし、同値のキーフィールドをもつレコードの集約フィールドを集約します。
サプレス機能とは、同値のキーフィールドをもつレコードが複数あるファイルまたはレコード群をソート処理またはマージ処理する際、1つを残して他を削除する機能です。ソート機能またはマージ機能と組み合わせて使用します。レコード集約機能および先入力先出力(FIFO)機能とは、排他関係にあります。
以下にサプレス機能を使用した例を示します。
例) キーフィールド順にソートし、同値のキーフィールドをもつレコードは1つを残して他を削除します。
先入力先出力(FIFO)機能とは、同値のキーフィールドをもつレコードが複数あるファイルまたはレコード群をソート処理する際、先に入力したレコードを先に出力する機能です。ソート機能と組み合わせて使用します。bsortexコマンドでは、マージ機能とも組み合わせて使用できます。レコード集約機能およびサプレス機能とは、排他関係にあります。
以下に先入力先出力(FIFO)機能を使用した例を示します。
例) キーフィールド順にソートし、同値のキーフィールドをもつレコードは入力順に出力します。
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