PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
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第5章 クラスタシステム上での運用> 5.4 クラスタ運用> 5.4.1 運用待機(高速切替方式)

5.4.1.2 切替え

通常運用時は、運用ノード上の引継ぎ仮想インタフェースを使用して相手システムとの通信を行います。運用ノードにおける異常発生時(パニック、ハングアップまたは伝送路異常検出時)は、伝送路二重化機能が待機ノードに切替えます。アプリケーションで再接続を行うことによって運用ノードの通信を引き継ぎます。

図5.5に、高速切替方式の切替え動作を示します。

以下の図では、運用ノードAの引継ぎ仮想インタフェース(sha0:65)に、引継ぎIPアドレス(IPa)が割当てられて活性化されており、異常等による切替え発生時は、運用ノードAの引継ぎ仮想インタフェース(sha0:65)が非活性化され、待機ノードBで、引継ぎIPアドレス(IPa)を割当てた引継ぎ仮想インタフェース(sha0:65)を活性化します。なお、ノードAの仮想インタフェース(sha0)は遷移しません。

[図5.5 高速切替方式の切替え動作]


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