PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 導入> 3.6 オプション機能の設定> 3.6.6 HUB監視機能

3.6.6.3 NIC切替方式の伝送路異常検出時間

NIC切替方式におけるHUB監視機能の伝送路異常検出シーケンスについて説明します。

以下に、監視先が1つの場合と、監視先が2つでHUB-HUB間監視を使用する場合についてそれぞれ説明します。

監視先が1つの場合:

異常検出時間 = 監視間隔(秒)×(監視回数 − 1)+ pingのタイムアウト時間(*1)


*1: 監視間隔が1秒の場合は1秒となり、それ以外の場合は2秒となります。

デフォルトの設定値では以下のようになります。
5秒 × (5回 − 1) + 2秒 = 22秒

監視先が2つの場合:

異常検出時間 = 監視間隔(秒)×(監視回数 − 1)+ pingのタイムアウト時間(*2)× 2回

*2: 監視間隔が2秒の場合は1秒となり、それ以外の場合は2秒となります。

デフォルトの設定値では以下のようになります。
5秒 × (5回 − 1) + 2秒 × 2回 = 24秒

[図3.5 伝送路異常検出シーケンス(監視先が1つの場合)]

[図3.6 伝送路異常検出シーケンス(監視先が2つの場合)]

リンク監視機能を有効にしている場合、プライマリの監視先(監視先1)に対するpingが失敗した直後にリンク状態のチェックを行います。また、リンクダウンを検出した場合、伝送路異常と判断します。運用NICのリンクダウンを伴う異常検出時間は以下の通りです。

監視先が1つの場合:

異常検出時間 = pingのタイムアウト時間(*3)

*3: 監視間隔が1秒の場合は1秒となり、それ以外の場合は2秒となります。

デフォルトの設定値では以下のようになります。
2秒 = 2秒

監視先が2つの場合:

異常検出時間 = pingのタイムアウト時間(*4)× 2回

*4: 監視間隔が2秒の場合は1秒となり、それ以外の場合は2秒となります。

デフォルトの設定値では以下のようになります。
2秒 × 2回 = 4秒

[図3.7 リンクダウンを伴う伝送路異常検出シーケンス(監視先が1つの場合)]

[図3.8 リンクダウンを伴う伝送路異常検出シーケンス(監視先が2つの場合)]


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2007