PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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付録F トラブルシューティング> F.1 トラブルへの対処方法

F.1.6 運用管理ビューに関する異常

Web-Based Admin View および GDS 運用管理ビューのトラブルへの対処方法について説明します。
以下に該当する場合は、それぞれに記載されている対処を行ってください。


(1) Web-Based Admin View に関する異常

[説明]

Web-Based Admin View で、以下のトラブルが発生することがあります。

  1. Web-Based Admin View のトップメニューが起動できない。また、起動できても、画面が正しく表示されなかったり、0001 〜 0050 のメッセージが表示されたりする。

  2. 0002、0003、0007 のダイアログメッセージに確認をしても画面が切り替わらない。または、以前に接続した管理サーバへ再接続をしようとするとブラウザがハングする。

  3. 管理サーバ、または監視ノードの Java コンソール画面に以下のようなメッセージが出力されることがある。
    FJSVwvbs:OutOfMemoryError

  4. ブラウザから管理サーバへアクセスしようとすると、0005 のダイアログが表示されトップメニューが表示されない。または、ダイアログメッセージも表示されない。

  5. 業務 LAN の IP アドレスを変更したら Web-Based Admin View が動作しなくなった。

  6. PRIMECLUSTER の運用管理ビューを使用する際、各製品のノード一覧画面において、存在するはずのクラスタノードが表示されない。

  7. ダイアログメッセージに応答しても画面が切り替わらない。

  8. ブラウザのステータスバーに以下のようなメッセージが表示され、トップメニューが表示されない。
    Applet com.fujitsu.webview.base.WebViewMain
    error:java.lang.NoClassDefFoundError: com/sun/java/swing/Japplet
    または、各製品の運用管理ビューが起動しない。

  9. Web-Based Admin View のトップメニューが表示されるまでに数分以上かかってしまう。または、表示されてもハングしたり、「0001管理サーバの呼び出しに失敗しました。」のメッセージが出力されることがある。

  10. クライアントのブラウザで Java Plug-in を使用したときに、Web-Based Admin View のトップメニューや各製品の運用管理ビュー等をマウスで操作した後にマウスで操作した周囲にゴミが残る等、画面表示が乱れることがある。

  11. Web-Based Admin View の起動、再起動、もしくはノードの起動時に、コンソールに "FJSVwvbs:webview.cnf abnormal"、または "Node process abnormal end." のメッセージが出力され、Web-Based Admin View が起動されない。

  12. Web-Based Admin View の起動、再起動時に、"WARNING:unrelated 'httpip' property." のメッセージが出力される。

  13. マニュアルパッケージを導入後にマニュアル表示を行っても、マニュアルのタイトルメニューが表示されない。または、マニュアルパッケージを削除しても、マニュアルのタイトルメニューに残っている。

  14. Web-Based Admin View のトップメニューで運用管理製品のメニューを起動しようとすると "0023 このアプリケーションは以下の URL で起動する必要があります。" のメッセージが表示される。

  15. Web-Based Admin View のトップメニューから運用管理製品の起動ボタンが消えてしまった。

  16. 管理サーバとの接続が切れても、クライアント上に 0002、0003 または 0007 のメッセージが表示されないことがある。

  17. ブラウザから管理サーバへアクセスしようとすると、0006 のダイアログメッセージが表示されトップメニューが表示されない。

  18. 認証ダイアログでユーザ ID とパスワードを入力すると、0016 のエラーメッセージが表示され、認証に失敗する。

[対処]

「Web-Based Admin View 操作手引書」を参照し、トラブルシューティングに従って、対処を行ってください。

 

(2) GDS 運用管理ビューが起動できない。

[対処]

  1. GDS をインストールしていない場合

    GDS をインストールしてください。

  2. GDS をインストールしている場合

    以下の原因が考えられます。確認してください。

(3) GDS 運用管理ビューにディスク装置の情報が正しく表示されない。

[説明]

GDS がディスク装置を正しく認識していません。以下の原因が考えられます。

[対処]

以下の手順 1.、2. を実行します。

  1. parted(8) コマンドを使用して、ディスク装置が OS に認識されていることを確認します。認識されていない場合は、/var/log/messages ファイルに記録されているディスクドライバのログメッセージなどをもとにして原因を特定ください。

  2. [操作] メニューから [物理ディスク情報更新] を実行します。

     

(4) システムディスク設定実行時に、ログ情報フィールドにボリューム名が正しく表示されない。【Itanium】

[説明]

システムディスク設定を実行したとき、GDS 運用管理ビューのメイン画面のログ情報フィールドに表示されるメッセージに、ボリューム名が正しく表示されないことがあります。

[対処]

システムへの影響はありません。対処は不要です。



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