PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版) |
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付録A 留意事項 | > A.2 注意事項 |
ボリュームのアクセスモードには、アクセスモード属性値として設定されている「省略時のアクセスモード」と、起動されているボリュームの「現在のアクセスモード」の2種類があります。
「現在のアクセスモード」は、ボリュームが起動されている間のみ有効で、ボリュームが停止されると無効になります。次にボリュームを再起動するときには、「省略時のアクセスモード」で起動されます (ただし再起動時にアクセスモードが指定された場合は、指定されたアクセスモードで起動されます)。
たとえば、あるボリュームを普段は読書きモードで使用し、一時的に読取り専用モードで使用したい、というケースでは、アクセスモード属性値を rw に設定しておき、読取り専用モードで使用したいときだけ sdxvolume -N コマンドの -e mode=ro オプションを指定することにより、一時的に読取り専用モードで起動することができます。
シャドウボリュームの「省略時のアクセスモード」は ro (読取り専用) であり、変更できませんが、「現在のアクセスモード」は ro (読取り専用) または rw (読書き用) に設定できます。
論理ボリュームの「省略時のアクセスモード」(アクセスモード属性値) の設定方法については、「sdxattr - オブジェクトの属性値変更」を参照してください。
論理ボリュームの「現在のアクセスモード」の設定方法については、「sdxvolume - ボリュームの操作」を参照してください。
シャドウボリュームの「現在のアクセスモード」の設定方法については、「sdxshadowvolume - シャドウボリュームの操作」を参照してください。
論理ボリュームおよびシャドウボリュームの「省略時のアクセスモード」(アクセスモード属性値) と「現在のアクセスモード」は、それぞれ、sdxinfo -V コマンドで表示される MODE フィールドと CMODE フィールドで確認できます。詳細は、「sdxinfo - オブジェクトの構成および状態情報の表示」を参照してください。
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