PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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第5章 操作> 5.2 設定> 5.2.4 プロキシ構成

5.2.4.1 プロキシ結合

GDS Snapshot がインストールされているシステムにおいて、ボリュームまたはグループに、プロキシボリュームまたはプロキシグループを結合する手順を説明します。

  1. マスタボリュームまたはマスタグループの選択

    メイン画面において、プロキシを結合するミラーボリューム、シングルボリューム、またはミラーグループのアイコンをクリックします。


  2. [結合] メニューの選択

    メイン画面の [操作]:[プロキシ操作]:[結合] を選択します。

    [図:プロキシ結合]


  3. 結合するプロキシの選択

    プロキシ選択画面が表示されます。


    下の画面は、グループを結合する場合の画面です。ボリュームを結合する場合は、<次へ> ボタンの代わりに <完了> ボタンが表示されます。

    [図: プロキシ選択]

    [プロキシ候補グループ/ボリューム一覧] から、マスタボリュームまたはマスタグループに結合する、ボリュームまたはグループを選択します。

    以下のすべての条件を満たすボリュームまたはグループが選択できます。

    結合対象

    ボリューム

    グループ

    条件

    • 結合するボリュームとマスタボリュームは、同一クラスに属している。

    • 結合するボリュームとマスタボリュームは、同一サイズである。

    • 結合するボリュームは、ミラーボリュームまたは、シングルボリュームである。
      (階層化されているミラーグループに作成されたボリュームも可。ミラーの多重度は任意。)

    • 結合するボリュームは、マスタボリュームと同一グループまたは、同一シングルディスクに属していない。

    • 他のマスタオブジェクトまたは、プロキシオブジェクトに関連付けられていない。

    • 結合するグループとマスタグループは、同一クラスに属している。

    • 結合するグループは、ミラーグループである。
      (階層化されているミラーグループも可。ミラーの多重度は任意。)

    • 結合するグループ内にボリュームが存在しない。

    • 結合するグループは、他のマスタオブジェクトまたは、プロキシオブジェクトに関連付けられていない。


    結合可能なプロキシボリュームの状態
    "active" 状態のプロキシボリュームは結合できません。結合するプロキシボリュームが "active" 状態の場合は、プロキシボリュームを停止してください。

    ボリュームを結合する場合は、マスタボリュームに結合するボリュームを選択し、<完了> をクリックします。

    グループを結合する場合は、マスタグループに結合するグループを選択し、<次へ> をクリックします。

    <中止> をクリックすると、プロキシ結合処理を中止します。


  4. プロキシグループに作成されるプロキシボリュームの属性定義

    グループを結合する場合、ボリューム属性定義画面が表示されます。

    [図: プロキシボリューム属性定義]

    プロキシグループを結合すると、プロキシグループ内にプロキシボリュームが作成され、マスタグループ内の各マスタボリュームと結合されます。ボリューム属性定義画面では、プロキシグループ内に作成される各プロキシボリュームのボリューム属性を設定します。

    1. プロキシボリューム名

      プロキシボリュームのボリューム名を設定します。[プロキシボリューム名] に、自動で生成したボリューム名が初期値として表示されます。初期値を変更する場合は、ボリューム名をクリックし、編集します。


      ボリューム名の命名規約については、「オブジェクト名」を参照してください。

      自動生成されるプロキシボリューム名
      自動で生成されるプロキシボリューム名は、マスタボリューム名+"_"(アンダーバー)+プロキシグループ名 (例:volume0001_group0002) となります。

    2. JRM

      ボリューム用の JRM (高速等価性回復機構) を設定します。初期値は「あり」です。「なし」に変更する場合は、[JRM] のチェックボックスをクリックしてチェックをはずします。

      ボリューム用の JRM
      プロキシボリューム属性定義画面で設定する JRM は、プロキシボリュームの "ボリューム用の JRM" です。"プロキシ用の JRM" ではありません。詳しくは、「高速等価性回復機構 (JRM)」を参照してください。

    設定が完了したら、<完了> をクリックします。
    <リセット> ボタンをクリックすると、プロキシボリュームの属性の設定が初期値に戻ります。
    <中止> をクリックすると、プロキシ結合処理を中止します。


  5. プロキシ結合確認

    プロキシ結合確認画面が表示されます。

    [図: プロキシ結合確認画面 (ボリュームを結合する場合)]

    処理を続ける場合は、<はい> をクリックします。<いいえ> をクリックすると、手順 3. のプロキシ選択画面に戻ります。

    [図: プロキシ結合確認画面 (グループを結合する場合)]

    処理を続ける場合は、<はい> をクリックします。<いいえ> をクリックすると、手順 4. のボリューム属性設定画面に戻ります。


  6. プロキシ結合完了通知

    プロキシ結合完了通知画面が表示されます。

    [図: プロキシ結合完了通知画面]

    <確認> をクリックして、プロキシ結合完了通知画面を閉じます。



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