NETSTAGE/Zt 説明書
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第2章 通信機能> 2.5 留意事項

2.5.1 PPP回線の切断

一般公衆電話網または回線交換モードのISDNと接続する場合、PPP回線の接続および切断はダイヤルアップルータにより行われます。特に、PPP回線の切断については、全銀TCP/IP通信の終了(TCPコネクションの切断)を契機に回線切断が行われるのではなく、ダイヤルアップルータの無通信監視機能によって切断されます。

このため、グローバルサーバから複数の通信相手先システムに対して連続して集配信を行う場合、通信相手先システムとの接続は以下のように行われます。

− ある通信相手先システムに対する集配信が終了して、次の通信相手先システムに対する集配信が行われるとき、先の通信相手先システムと接続したPPP回線が切断されていないと、次の通信相手先システムに対する接続は無通信監視による回線切断が行われるまで保留されます。

ダイヤルアップルータの無通信監視時間は、ユーザの運用要件に合わせて設定してください。ダイヤルアップルータの無通信監視時間を正しく設定しないと集配信業務の終了時間の遅延や通信中の回線切断が発生することがあります。

図2.10に複数の通信相手先システムに連続して集配信を行う場合の回線接続の例を示します。

[図 2.10 複数の通信相手先システムに連続して集配信を行う場合の回線接続]


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