NETSTAGE/Zt 説明書

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まえがき

■本書の目的

本書は、GS seriesまたはPRIMEFORCE上のCORDEX環境を変更することなく、全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順)をサポートする相手システムとの通信を可能とする、IAサーバ(PRIMERGY)上で動作する通信アダプタであるNETSTAGE/Zt(NETwork Service for Transaction Application in Global processing Environment/Zengin on tcp/ip support)について説明しています。

本書では、GS seriesまたはPRIMEFORCEを総称してグローバルサーバと記述します。

■本書の読者

本書は、NETSTAGE/Ztの運用を行う方を対象に、導入から運用および保守までの方法を記載しています。なお、通信手順で使用する一部の用語および項目については、定義や説明を省いているものがあります。

本書を読むためには、以下の知識が必要です。

• Linuxのシステム管理に関する知識
• FNA通信およびTCP/IP通信手順についての基本的な知識

■本書の構成

本書は、以下の構成になっています。

第1章 概要

NETSTAGE/Ztの特徴や製品の概要について説明しています。

第2章 通信機能

NETSTAGE/Ztが提供する通信機能について説明しています。

第3章 導入

NETSTAGE/Ztの導入方法とカストマイズ方法について説明しています。

第4章 運用

NETSTAGE/Ztの運用方法と運用中に異常が発生した場合の対処方法について説明しています。

第5章 通信環境定義

NETSTAGE/Ztを使用して通信を行うための通信環境定義について説明しています。

第6章 操作コマンド

NETSTAGE/Ztを使用するための操作コマンドについて説明しています。

第7章 メッセージ

NETSTAGE/Ztが出力するメッセージについて説明しています。

付録A NETSTAGE/Ztの通信環境定義例

NETSTAGE/Ztの通信環境定義とグローバルサーバのネットワーク定義の代表的な定義例を記述しています。

■本書の読み方

• NETSTAGE/Ztの導入、運用設計および保守を行う場合は第1章から第5章までをお読みください。
• NETSTAGE/Ztでの運用および保守を行う場合は第4章をお読みください。
• 必要に応じて第6章のNETSTAGE/Ztの運用で使用する操作コマンドの詳細をお読みください。
• 本書で使用する用語および表記は、NETSTAGE/ZtをRed Hat Enterprise Linux上で利用する場合の記述になっています。

■本書の位置付け

本書をより理解するために、以下のマニュアルを併読されることをおすすめします。

• OS IV VTAM-G TISP説明書 V10用
• OS IV CORDEX運用手引書
• OS IV CORDEX使用手引書

■本書のコメント

NETSTAGE/Ztが動作するオペレーティングシステム

NETSTAGE/Ztは、以下のオペレーティングシステムで動作します。

• Red Hat Enterprise Linux ES v3
• Red Hat Enterprise Linux AS v3

■登録商標について

Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。

RedHatは、RedHat Software,Incの登録商標です。

その他、本書に記載されている会社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

平成17年4月

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