PRIMECLUSTER Disaster Recovery Edition 説明書 |
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第1章 ディザスタリカバリシステムの概要 | > 1.2 ディザスタリカバリシステムの構成要素 |
ディザスタリカバリシステムを構成するサーバには以下のものが必要です。
クライアント (拠点) とのオンライン要求を受付け処理するサーバです。
Web/APサーバはメインセンタ、バックアップセンタともに用意する必要があります。
Web/Apサーバからの要求を受付け、DB(データベース)へのアクセスを行うサーバです。
DBサーバは可用性を考慮したクラスタ構成をとりますが、メインセンタとバックアップセンタとでは構成が異なります。
メインセンタは2ノード構成のHA(High Availability:切替え) 方式のクラスタシステムを使用しますが、バックアップセンタはメインセンタが被災した場合の予備機(待機系)となるためシングルノードのクラスタシステム構成とします。
また、メインセンタの共用ディスクはGDS(Global Disk Services)によってミラー化し、DB領域はリカバリ機能の高速化やデータアクセスの高速化のためにGFS(Global File Services)を使用します。
バックアップセンタの共用ディスクはシングル構成とします。DB領域はメインセンタと同様にGFSを使用します。
以下にDBサーバの構成例を示します。
DBサーバの構築については、"第2章 DBサーバの構築"を参照してください。
ETERNUS上に作成したDB(データベース)をバックアップするサーバです。
バックアップサーバはメインセンタ、バックアップセンタの両方に用意します。
DB(データベース)のバックアップは、データ破壊、ディスク故障などによるデータの損失を防ぎ、データの復旧を迅速に行うため定期的に採取することを計画してください。
なお、バックアップサーバにはデータを外部に保管するためにテープライブラリ装置などを接続する必要があります。
DB(データベース)のバックアップは、Softek AdvancedCopy Manager、 Softek Backup TSM Edition、 Softek Recovery Manager for Oracle などを使用して行います。
また、Systemwalker Operation Manager を使用すると定期的なバックアップ運用が可能になります。
バックアップについては、各製品のマニュアルを参照し、業務要件にあった運用・構成で構築してください。
ディザスタリカバリシステムの運用状態を監視、操作するためのサーバです。
ディザスタリカバリシステムの運用状態を監視するためには、Systemwalker Centric Manager や Softek Storage Cruiser などを使用します。
運用管理サーバは各センタに設置し、センタ毎の状態を監視する必要があります。
運用管理サーバについては、”3.1 監視” を参照してください。
上記で説明したサーバ群は本マニュアルで説明するディザスタリカバリシステムでの構成例です。使用するサーバについては、業務要件に合った構成で構築してください。
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