PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
目次
索引
![]() ![]() |
付録E 構成定義移出入機能の記述文言語仕様と処理結果ログ | > E.1 構成定義の記述文言語仕様 |
以下に、セクションの設定値を示します。
レプリケーションサービスの実行対象となるマスタグループおよびレプリカグループの所属するサーバシステムへの接続情報を記述します。
以下に、設定できるキーワードとパラメタを説明します。
SERVER_DEFINITION 相手サーバ定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
SVR_NAME |
サーバ名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
PROTOCOL |
プロトコル種別 |
TCP/IP |
TCP/IP |
省略不可 |
HOST |
ホストアドレスまたはドメイン名 |
名前 |
255バイト以内の文字列 |
省略不可 |
PORT |
ポート番号 |
数値設定 |
ポート番号 |
9349 |
DBMS_KIND |
DBMS種別 |
SQLSERVER |
SQL Server |
富士通製DBMS以外の場合省略不可 |
ORACLE |
Oracle |
サーバ定義が複数ある場合は、"図E.1.1 構成定義の記述文ファイル例"と同様に繰り返し定義し、複数記述してください。
自システム内にマスタグループまたはレプリカグループが存在する場合、そのグループにおけるレプリケーションサービスの各種設定について記述します。
なお、グループ定義情報の記述形式は、マスタグループおよびレプリカグループで共通です。
以下に、グループ定義情報の記述形式を説明します。
MASTER_GROUP_DEFINITION マスタグループ定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
GRP_NAME |
グループ名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
COMMENT |
説明 |
文字列指定 |
255バイト以内の文字列 |
省略可能 |
SVR_NAME |
自サーバ名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略可能 |
SVR_CNNECT |
相手接続情報 |
FIX |
固定IPアドレス |
FIX |
CHG |
不定IPアドレス |
|||
DB_KIND |
DB種別 |
SQL |
SQLデータベース |
SQL |
SYNC_KIND |
同期の方式 |
ALL |
一括方式 |
省略不可 |
DIFF |
差分方式 |
|||
SYNC_FROM |
同期の運用形態 |
MST_TO_REP |
マスタからレプリカへ(配布) |
MST_TO_REP |
REP_TO_MST |
レプリからマスタへ(集約) |
|||
MUTUAL |
相互にデータ反映(共用)(差分方式のみ有効) |
|||
SYNC_MODE |
処理モード
|
CRT |
創成 |
CHG |
CHG |
置換 |
|||
UPD |
更新 |
|||
ADD |
追加 |
|||
AUTO_CORRECT |
不整合の自動修復 |
YES |
行う |
YES |
NO |
行わない |
|||
CONFLICT |
競合検出の通知 |
YES |
行う |
NO |
NO |
行わない |
|||
PRIORITY |
競合検出時の優先サイト |
MST |
マスタ |
MST |
REP |
レプリカ |
|||
SRC |
反映元 |
|||
CHG_NULL |
削除データとNULL値を同時に扱う |
YES |
行う |
NO |
NO |
行わない |
|||
LOG_DIR |
ログファイル格納フォルダ |
名前 |
255バイト以内の文字列 |
富士通製DBMSの場合省略不可 |
LOG_MAX_SIZE |
ログファイル最大サイズ |
数値指定 |
キロバイト単位 |
1,024 |
LOG_WARN |
ログファイル警告通知使用率 |
数値指定 |
%単位 |
80 |
グループ定義情報セクションは複数記述できます。ただし、1セクション内に複数のグループ定義情報を記述することはできません。グループ定義情報を重複して定義することもできません。
また、LOG_DIR、LOG_MAX_SIZE、LOG_WARNは、SYNC_KIND(同期の方式)に DIFF(差分方式)を設定し、かつSYNC_FORM(同期の運用形態)で以下の項目を設定した場合に指定できます。
グループごとに、レプリケーションサービスを実行する時間などの定義情報を記述します。
以下に、スケジュール定義情報の記述形式を説明します。
SCHEDULE_DEFINITION スケジュール定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
SCH_KIND |
スケジュール種別 |
EV_MONTH |
毎月 |
省略不可 |
EV_WEEK |
毎週 |
|||
EV_DAY |
毎日 |
|||
SCH_DAY |
スケジュール実行日 |
数値指定 |
1~31を指定する |
省略不可 |
WEEK |
スケジュール実行週 |
数値指定 |
1~5を指定する |
省略不可 |
D_WEEK |
スケジュール実行曜日
|
ALL |
全曜日 |
省略不可 |
MON |
月曜日 |
|||
TUE |
火曜日 |
|||
WED |
水曜日 |
|||
THU |
木曜日 |
|||
FRI |
金曜日 |
|||
SAT |
土曜日 |
|||
SUN |
日曜日 |
|||
TIME |
スケジュール実行時間 |
時間指定 |
時間の記述形式 |
(注1) |
STR_TIME |
スケジュール開始時間 |
時間指定 |
時間の記述形式 |
(注2) |
STP_TIME |
スケジュール終了時間 |
時間指定 |
時間の記述形式 |
(注2) |
INTERVAL |
スケジュール実行間隔 |
数値指定 |
0~1,439(分) |
(注2) |
R_COUNT |
再試行回数 |
数値指定 |
0~65,535 |
0 |
R_INTERVAL |
再試行間隔 |
数値指定 |
0~65,535(分) |
0 |
EXP_DAY |
例外日
|
日付指定 |
日付の記述形式 |
- |
また、以下にスケジュール種別ごとに設定が必要な項目を示します。
|
毎月 |
毎週 |
毎日 |
---|---|---|---|
SCH_DAY |
○ DD |
|
|
WEEK |
|
○ |
|
D_WEEK |
|
○ |
○ |
TIME |
○ HH24:MM(注1) |
○ HH24:MM(注1) |
▲ HH24:MM(注1) |
STR_TIME |
|
|
▲ HH24:MM(注1) |
STP_TIME |
|
|
▲ HH24:MM(注1) |
INTERVAL |
|
|
▲ |
R_COUNT |
○ |
○ |
○ |
R_INTERVAL |
○ |
○ |
○ |
EXP_DAY |
△ MM-DD(注2) |
△ MM-DD(注2) |
△ MM-DD(注2) |
○:設定必須
△:省略可能
▲:TIME、またはSTR_TIME/STP_TIME/INTERVALのいずれかを設定する。
マスタおよびレプリカを構成する表の定義情報を記述します。
なお、表定義情報の記述形式は、マスタおよびレプリカの表で共通です。
以下に、表定義情報の記述形式を示します。
TABLE_DEFINITION 表定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
TBL_NAME |
マスタ(レプリカ)名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
COMMENT |
説明 |
文字列指定 |
255バイト以内の文字列 |
省略可能 |
SQL_SCHEMA |
スキーマ名 |
名前 |
39バイト以内の文字列 |
省略不可 |
SQL_TABLE |
テーブル名 |
名前 |
39バイト以内の文字列 |
省略不可 |
表情報セクションは複数記述できます。ただし、1セクション内に複数の表情報を記述することはできません。
レプリケーションサービスの実行時に、データ反映元となる列の定義情報を記述します。
以下に、列定義情報の記述形式を示します。
COLUMN_DEFINITION 列定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
COL_NAME |
列名
|
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
SELECT |
列抽出条件 |
(注)欄外の説明を参照 |
- |
抽出条件
比較演算子
- IN 述語
- キーワードに続けて、パラメタ(IN)を記述します。パラメタ以降は「,」(カンマ)で区切り、比較する値を続けて記述します。複数の値を比較でき、最大10個まで継続して記述できます。
例) COL_NAME=C1 SELECT=IN,○,○,○;
- 比較述語
- キーワードに続いて、パラメタ(=、<>、>、<、>=、<=)を記述します。パラメタ以降は「,」(カンマ)で区切り、比較する数値を記述します。記述できる値は1個だけです。
例) COL_NAME=C2 SELECT=">=",○;
- 範囲比較
- キーワードに続いて、パラメタ(BETWEEN)を記述します。パラメタ以降は「,」(カンマ)で区切り、比較する数値を記述します。最初の数値(A)と次の数値(B)との関係は、A以上B以内となります。
例) COL_NAME=C3 SELECT=BETWEEN,○,○;
- NULL 値比較
- キーワードに続いて、パラメタ(IS NULL)またはパラメタ(NOT NULL)を記述します。
例1) COL_NAME=C5 SELECT=ISNULL;
例2) COL_NAME=C4 SELECT=NOTNULL;
上位の表定義情報に列定義情報が複数存在する場合は、1セクション内で記述してください。列定義情報内に列名を重複して定義することはできません。また、列名は、主キーの列名も含めて記述してください。
レプリケーションサービスの実行時に、マスタとレプリカの対応する行を一意に判別するために主キーを設定します。その主キーについての定義情報を記述します。
以下に、主キー定義情報の記述形式を示します。
PRIMARY_DEFINITION 主キー定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
KEY_COL |
主キー列名
|
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
複合キーの場合は、「,」に続けて次の列名を記述してください。複合キーの記述順は、キー定義順に従ってください。複合キーの記述を行った場合、列名を重複して定義することはできません。
また、同期を一括方式で実行し、処理モードに創成または置換を選択している場合、主キー定義情報を指定できません。
マスタまたはレプリカグループに対して関連づけるグループの定義情報を記述します。
なお、関連グループ定義情報の記述形式は、関連マスタグループおよび関連レプリカグループで共通です。
RELATION_GROUP_DEFINITION 関連グループ定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
TARGET_SVR_NAME |
相手サーバ名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
自サーバ名 |
TARGET_GRP_NAME |
相手グループ名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
相手サーバ名には、相手サーバ定義情報で定義済みのサーバを指定してください。
関連グループ定義情報としてレプリカグループを関連づける場合、関連グループ定義情報を複数指定できます。ただし、重複して指定することはできません。
また、1セクション内に複数の関連グループ定義情報を記述することはできません。
マスタまたはレプリカグループの表に対して関連づける表を記述します。
なお、関連表定義情報の記述形式は、関連マスタ表定義情報および関連レプリカ表定義情報で共通です。
以下に、関連表定義情報の記述形式を示します。
RELATION_TABLE_DEFINITION 関連表定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
TABLE_NAME |
マスタ(レプリカ)名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
TARGET_TBL_NAME |
マスタ(レプリカ)名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
1セクション内に複数の関連表定義情報を記述することできません。
また、レプリカグループの場合、グループ内の表定義情報のすべてに対して関連表定義情報を定義してください。
レプリケーションサービスの実行時に、データ反映先となる列の定義情報を記述します。
以下に、関係列定義情報の記述形式を示します。
RELATION_COLUMN_DEFINITION 関連列定義情報 |
||||
---|---|---|---|---|
キーワード |
キーワード説明 |
パラメタ |
パラメタ説明 |
省略時 |
COL_NAME |
列名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
TARGET_COL_NAME |
相手列名 |
名前 |
63バイト以内の文字列 |
省略不可 |
上位の関連表定義情報内に関連列定義情報が複数存在する場合は、1セクション内に記述してください。
関連列定義情報内で列名および相手列名を重複して定義することはできません。
また、レプリカグループの場合、列定義情報で定義した列すべてに対して、相手列を定義してください。
目次
索引
![]() ![]() |