D.1 OracleとSymfoware6000を連携する場合

PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -

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付録D データ型対応づけの仕組み

D.1 OracleとSymfoware6000を連携する場合

PowerReplicationは、OracleのデータをODBCのSQL型に変換して処理します。Symfoware6000のデータは、ASP レプリケーションサービス経由でSQLのデータとして処理します。

データ型の対応
データ型を変換する仕組みを示します。

[表D.1.1 OracleとSymfoware6000のデータ型の対応]

分類	Oracle	PowerReplication （SQL型に変換）	Symfoware6000 （物理ファイルの項目属性/SQL型）
真数	NUMBER(p,q)^※1	NUMERIC(p,q)	外部10進数字項目 /NUMERIC(p,q)
			内部10進数字項目 /DECIMAL(p,q)
			符号付2バイト2進数字項目 2バイト整数項目 /SMALLINT
	NUMBER(38,q)^※1	INTEGER	符号付4バイト2進数字項目 4バイト整数項目 /INTEGER
概数	NUMBER	－	－
文字列	CHAR VARCHAR2	CHARACTER	4095文字までの英数字項目 /CHARACTER
文字列	NCHAR NVARCHAR	CHARACTER	999文字までの日本語項目 /NATIONAL CHARACTER
日時	DATE	TIMESTAMP	外部10進数字項目 /NUMERIC(p,0)^※2
			内部10進数字項目 /DECIMAL(p,0)^※2
			4095文字までの英数字項目 /CHARACTER^※2

※1）p=38,q=0の場合、PowerReplicationはINTEGERとして処理します。p(精度)が18を超えると、PowerReplicationはp(精度)を18として扱います。このとき、整数部の桁数が最大になるように位取りを調整します。この範囲の値を超えるとエラーとなります。
※2）ASP V22以降の場合、日時変換書式を指定した項目は、ASP レプリケーションサービスが日時（TIMESTAMP）として処理します。日時変換書式の詳細および指定方法は、「ASP レプリケーションサービス説明書」を参照してください。

Oracleの概数（NUMBER型）は、Symfoware6000の真数と関連づけできます。

データ型の組合せで、以下の代入規則が成り立つデータ型を関連づけできます。

[表D.1.2 OracleとSymfoware6000のデータ型の代入規則]

		Symfoware6000
		真数	文字列	日時^※1
Oracle	真数	○	×	×
	概数	○	×	×
	文字列	×	○^※2	×
	日時	×	×	○^※3

○：代入できる　　×：代入できない

※1）日時変換書式を指定した項目は、日時（TIMESTAMP）として扱われます。
※2）文字コード変換されます。
※3）日時を代入（関連づけ）できる条件および代入されるデータの内容は、「ASP レプリケーションサービス説明書」を参照してください。

代入する値の長さが、反映先の項目長を超える場合、同期の実行はエラーとなり、同期が中断されます。
この場合、データファイルの内容を修正して、一括同期を行うことが必要です。

主キー
主キーとするデータ型の対応を示します。

[表D.1.3 主キーとして扱うOracleとSymfoware6000のデータ型の対応]

分類	Oracle	PowerReplication （SQL型に変換）	Symfoware6000 （物理ファイルの項目属性/SQL型）
真数	NUMBER(p,q)^※	NUMERIC(p,q)^※	外部10進数字項目 /NUMERIC(p,q)^※
	NUMBER(p,q)^※	NUMERIC(p,q)^※	内部10進数字項目 /DECIMAL(p,q)^※
	NUMBER(38,0)	INTEGER	符号付4バイト2進数字項目 4バイト整数項目 /INTEGER
文字列	CHAR(l)^※VARCHAR2(l)^※	CHARACTER(l)^※	4095文字までの英数字項目 /CHARACTER(l)^※
日時	DATE	TIMESTAMP	外部10進数字項目 /NUMERIC(p,0)
			内部10進数字項目 /DECIMAL(p,0)
			4095文字までの英数字項目 /CHARACTER

※）l(長さ）、p(精度)およびq(位取り)は、OracleとSymfoware6000で一致していることが必要です。

レプリケーションの主キーに、概数を含むことはできません。
合成キー(複数の項目で構成されているキー)は、項目の並び順が一致していることが必要です。

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