PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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B.1 Oracleを使用する更新情報の見積り
差分同期を利用してレプリケーションの環境を構築する場合、同期間隔内で蓄積される更新情報のサイズを見積もります。
更新情報の蓄積量から、更新情報格納する表領域の見積りを行ってください。表領域の見積り方法は、Oracleのオンラインマニュアルを参照してください。
以下の見積り式で、更新情報の蓄積量を見積もります。
更新情報の蓄積量(Mバイト) = ↑Σ(((レコード長[バイト] × 更新レコード数 × 2 ÷ 1024) + DB_BLOCK_SIZE + PCTFREE) ÷ 1024)↑ × 繰越数 × 安全係数 |
- Σ
- 同期対象のデータファイルに対する見積りを合計します。
- レコード長
- 同期対象とする項目の合計サイズに379バイトを加算します。
- 更新レコード数
- 同期実行から次の同期実行の間に、同期対象のデータファイルに対して更新/追加/削除されるレコード数の合計です。
運用形態が「共用」の場合、相手サーバから反映される更新レコード数を加算します。
- DB_BLOCK_SIZE、PCTFREE
- Oracleの動作環境に設定するパラメタです。Oracleの動作環境を確認してください。
DB_BLOCK_SIZE、PCTFREEの詳細は、Oracleのオンラインマニュアルを参照してください。
- 繰越数
- 同期が実行できない状態になると、更新情報を反映できず削除されません。その分の更新情報が蓄積されることになります。繰越数は、同期が実行できなくても、更新情報ファイルが枯渇しない範囲の値を設定します。
たとえば、10分間隔で同期を実行するスケジュールで、3時間(180分間)同期実行できない状態を想定した場合、繰越数は、19(180分 ÷ 10分間隔 + 1)以上を設定します。
- 安全係数
- 更新情報ファイルの使用量が80%以下で運用できるように見積もることを推奨します。
(80%以下で運用する場合、安全係数は1.25となります。)
- ↑・・・↑
- 小数桁を切り上げます。
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