PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 PowerReplicationの機能と仕組み> 2.2 レプリケーションサービスの機能

2.2.2 同期方式

レプリケーション機能が備える2種類の同期方式を説明します。


一括同期の実行中は、同期対象となる反映元のデータファイルは占有獲得されます。
したがって、その間は、利用者プログラムなどからこのデータファイルを操作できません。

複数のレプリカから1つのマスタにデータ集約する場合は、マスタ側で反映データが重ならないようにするため、必ずレプリカ側に抽出条件を設定してください。

差分同期では、マスタとレプリカのデータが一致していることを前提に同期処理を行うため、初回の同期は一括方式の同期を行ってデータを一致させることが必要です。
また、システム異常などが発生し、データが一致しない状態となった場合、一括方式の同期を行って復旧することが必要です。
差分同期で一括方式の同期を実行できます。このとき、以下のいずれかの処理モーを設定します。

差分同期の場合は、主キーの設定がマスタとレプリカの両方に必要となります。
主キーとする項目は、マスタおよびレプリカを定義するときに指定します。

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