Linkexpress コマンドリファレンス |
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第12章 ダウンロード型システム連携 |
データ転送格納コマンド
自局主導モードによる起動
lxmkdb -c 応用プログラム名,相手システム名 [-e 入力データのコード系] [-k 相手システムの種類] [-l 出力データのコード系] [-m 使用する媒体の種別] -n データベース名 [-x] -t データベースの種類 [-u データベース・アクセス・ユーザ名[/パスワード]] |
自局主導モードによる起動(ルーティング処理用シェルスクリプト)
lxmkdb -H -c 応用プログラム名 [-e 入力データのコード系] [-k 相手システムの種類] |
他局主導モードによる起動(ルーティング処理用シェルスクリプト)
lxmkdb -H -c 応用プログラム名 [-e 入力データのコード系] [-k 相手システムの種類] [-l 出力データのコード系] [-m 使用する媒体の種別] -n データベース名 [-x] -t データベースの種類 [-u データベース・アクセス・ユーザ名[/パスワード]] |
格納結果の再送信(リスタート)
lxmkdb -r -c 応用プログラム名,相手システム名 [-e 入力データのコード系] [-k 相手システムの種類] -t データベースの種類 [-u データベース・アクセス・ユーザ名[/パスワード]] |
テーブルデータの転送と格納の再開(リスタート)
lxmkdb -R -c 応用プログラム名,相手システム名 [-e 入力データのコード系] [-k 相手システムの種類] [-l 出力データのコード系] [-m 使用する媒体の種別] -n データベース名 [-x] -t データベースの種類 [-u データベース・アクセス・ユーザ名[/パスワード]] |
本コマンドはダウンロード型システム連携で使用するコマンドです。相手システムで既に抽出されているデータベースのデータを受信し、データベース・システムの各テーブルへ格納するために使用します。
-Hオプション、-rオプションおよび-Rオプションで、以下に示すオンライン格納の動作を選択することができます。なお、-Hオプション、-rオプションおよび-Rオプションを組み合わせて指定することはできません。
自局主導モードの場合、利用者がlxmkdbコマンドを投入することによってオンライン格納が起動します。なお、自局主導モードには、ルーティング処理用シェルスクリプト(自局主導モード用)が必要です。利用者が投入するlxmkdbコマンドおよびルーティング処理用シェルスクリプトに記述するlxmkdbコマンドについて以下に示します
-Hオプション、-rオプションおよび-Rオプションをすべて省略します。この場合、Linkexpressは自局主導モードでテーブルデータの転送と格納を行います。自システムから相手システムにテーブルデータの転送を要求します。
-Hオプションを指定します。ルーティング処理用シェルスクリプトは相手システムのDB-EXPRESSとの通信を行うために必要です。
-Hオプションを指定したlxmkdbコマンドを、ルーティング処理用シェルスクリプト(他局主導モード用)に記述します。相手システムからのテーブルデータの転送要求の着信にともなってオンライン格納処理が起動され、他局主導モードでテーブルデータの転送と格納を行います。
-rオプションを指定すると、通信回線の異常等で相手システムへの通知に失敗した格納結果を再送信します。
-Rオプションを指定すると、異常終了したテーブルデータの転送と格納を再開します。処理の再開時に、既に相手システムのテーブルデータが再抽出処理などにより更新されていた場合は、lxmkdbコマンドは異常終了し、テーブルデータの転送は再開されません。
他局主導モードでの動作、または自局主導モードのルーティング処理をしての動作を指定します。
他局主導モードの場合、ルーティング処理用シェルスクリプト(他局主導モード用)のlxmkdbコマンドに指定してください。また、自局主導モードの場合、ルーティング処理用シェルスクリプト(自局主導モード用)のlxmkdbコマンドに指定し、利用者が投入するlxmkdbコマンドには指定しないでください。
異常終了したテーブルデータの転送と格納を再開します。
応用プログラム名と相手システム名を指定します。
応用プログラム名は8文字以内の英数字で指定し、ネットワーク定義のappl定義命令のnameオペランドで指定した名前になります。
相手システム名は、31バイト以内の英数字で指定し、ネットワーク定義のnode定義命令のnameオペランドで指定した名前になります。
相手システム名に"local"を指定することはできません。また、DASD連携方式の場合、本オプションの指定値とM-LINK/DAで使用する相手システム名は同一のものである必要があります。
入力データのコード系を指定します。コード系については、「運用ガイド」の「3.4.1 指定可能な文字コード系の組み合わせ」を参照してください。
コード系の指定方法については、「運用ガイド」の「3.4.2 文字コード系の指定方法(DB連携機能)」を参照してください。
本コマンドの場合、入力コード系としてIBM日本語文字セットは指定できません。本オプションを省略した場合、システムのコード系が省略値として採用されます。
各起動方式について、入力データのコード系の指定が必要な箇所を示します。
テーブルデータの抽出元システムの種類を指定します。抽出元システムの種類として指定可能な値は以下のとおりです。
本オプションの指定を省略した場合、"M"が採用されます。
各起動方式について、抽出元システムの種類の指定が必要な箇所を示します。
データベース・システムにテーブルデータを格納する際、出力データのコード系の種類を指定します。コード系の種類については、「運用ガイド」の「3.4.3 格納データの文字コード系」を参照してください。
コード系の指定方法については、「運用ガイド」の「3.4.2 文字コード系の指定方法(DB連携機能)」を参照してください。本オプションを省略した場合、システムのコード系が省略値として採用されます。
相手システムで抽出したデータである抽出ファイル・リストおよび抽出ファイルの入力方式を、使用する媒体の種類で指定します。媒体として使用可能な値は以下のとおりです。
パラメタに"m_disk"を指定した場合、-xオプションは無視されます。
本オプションの指定を省略した場合、"line"が採用されます。
受信したテーブルデータの格納先データベース名を254バイト以内で指定します。指定するデータベース名は、選択するデータベース・システムにより異なります。各データベース・システムの指定方法を以下に示します。
相手システムへ格納結果を再送します。
受信したテーブルデータを格納するデータベース・システムの種類を指定します。指定可能な値は以下のとおりです。
なお、対象データベース・システムと-tオプションの指定が正しくない場合、DB連携機能の動作は保証されません。
データベースにアクセスするためのユーザ名およびパスワードを65バイト以内で指定します。設定値の詳細は、「導入ガイド」の「9.2.4 DB連携機能の利用に必要なセキュリティ情報」を参照してください。
なお、本オプションの指定に関係なく、グループ名は常にDB連携機能使用グループのグループ名が採用されます。
転送方式を分割モードにします。本オプションは-mオプションに"line"が指定された時だけ有効となります。-xオプションの指定を省略した場合、一括モードになります。
lxmkdbコマンドの復帰値により、DB連携機能の処理の状態が確認できます。lxmkdbコマンドの復帰値を以下に示します。
0 : 正常終了
3 : 正常終了。格納結果の再送信が正常終了しました。
4 : 正常終了。ルーティング処理起動が正常に終了しました。
255 : 異常終了。(サービス情報ファイルが出力されていない場合、テーブルデータの格納で異常終了しています。)
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