Linkexpress 運用ガイド
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第7章 Linkexpressの操作> 7.2 業務定義> 7.2.4 ステータスビュアによる業務状態の確認方法

7.2.4.1 状態確認方法

ステータスビュは、業務、または、イベントの状態を表示する機能です。業務の稼動状況や処理結果を必要に応じて業務単位、またはイベント単位で取得し表示します。

ステータスビュアに対応するコマンドはlxdspstsコマンドです。

lxdspstsコマンドについては「コマンドリファレンス」の「7.2 lxdspstsコマンド」を参照してください。

なお、ステータスビュアでは、Linkexpressクライアントが最新状態の取得を行うと、制御サーバが管理する状態情報を最新情報による反映を行います。ただし、制御サーバにログインしている複数のLinkexpressクライアントが同時に状態情報の反映を行った場合は、収集情報の反映処理を保留し、収集情報の表示を先に行います。

[ステータス情報の出力形式]

lxdspstsコマンドでステータス情報を標準出力した場合の出力形式は以下のとおりです。また、Linkexpressクライアントでは業務監視ウィンドウのステータス表示画面に出力されます。

↓ : 改行記号です。

各ステータス情報の詳細は以下を参照してください。

[ステータス情報の送信機能]

制御サーバから業務サーバ上の業務ステータスを参照した場合、制御サーバが取得している範囲の最新情報が表示されます。Linkexpressクライアントから業務の最新状態を参照したい場合、利用者が「最新情報の取得」を実行し、業務サーバからステータス情報を受信してください。

また、このステータス情報は業務サーバの方から自主的に制御サーバへ送ることもできます。

ステータス情報を業務サーバから通知する場合は、業務サーバでlxputstsコマンドを実行します。

lxputstsコマンドについては「コマンドリファレンス」の「7.3 lxputstsコマンド」を参照してください。

ステータス情報の送信機能は、以下のような場合に便利です。

本店のサーバで各店舗の売上データを集計する運用の場合、本店(制御サーバ兼業務サーバ)が集計処理を開始する前に、各店舗(業務サーバ)の業務が終了していることを確認する必要があります。しかし、確認先となる店舗数が多い場合は、すべての業務状態を問い合わせるのに時間がかかります。

そこで、各店舗の業務が終わった時点で、lxputstsコマンドを利用して、ステータス情報を本店に送ります。そうすることで、本店では集計処理を開始する時に各店舗(業務サーバ)へステータス情報を問い合わせることなく、各店舗の業務状態を確認することができます。

この様子を以下に示します。


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