Linkexpress 運用ガイド
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第5章 コード変換機能(ユーティリティ)> 5.10 各データの属性と定義名称

5.10.2 各データの属性詳細

コード変換テンプレートのAttributeセクションおよびDBサービス定義のITEMオペランドで指定可能なデータ属性の詳細は以下のとおりです。

[無変換の属性]

none(長さ)

変換を行わないデータです。このデータ属性はコード変換テンプレート専用です。DBサービス定義では指定できません。

blob

変換を行わないデータです。

設定可能なバイト数 : データのサイズ単位をバイト(単位なし)、キロバイト(K)、メガバイト(M)、ギガバイト(G)で記述します。(最大2ギガバイト)

[備考]

PCサーバの場合、設定可能なバイト数の範囲は、1024〜2146435072です。

Solaris Linkexpress 2.0以降およびLinkexpress Advanced Edition 2.0以降、またはLinkexpress for Windows NT V2.1L20相当では、DB動作環境定義のBLOB_DATA_TYPEキーワードで31キロバイトを超えるバイナリオブジェクトをfblobと同様に扱うことができます。

fblob

変換を行わない固定長データです。DBサービス定義の場合に指定可能です。

設定可能なバイト数 : データのサイズ単位をバイト(単位なし)、キロバイト(K)、メガバイト(M)、ギガバイト(G)で記述します。(最大2ギガバイト)

[備考]

格納先は32キロバイトを超えるSEQUENTIAL構造をサポートしているSymfowa/RDBに限られます。

vblob

変換を行わない可変長データです。DBサービス定義の場合に指定可能です。

設定可能なバイト数 : データのサイズ単位をバイト(単位なし)、キロバイト(K)、メガバイト(M)、ギガバイト(G)で記述します。(最大2ギガバイト)

[備考]

格納先は31キロバイトを超えるSEQUENTIAL構造をサポートしているSymfowa/RDBに限られます。

[文字属性(固定長)]

文字属性の変換後文字数はコード変換ユーティリティの場合に指定可能です。DBサービス定義で指定できるのは変換前文字数だけです。

an(変換前文字数)

半角カナを除く1バイト文字で構成される文字列です。

ank(変換前文字数[,変換後文字数])

半角カナを含む1バイト文字で構成される文字列です。

char2(変換前文字数[,変換後文字数])

JEF-EBCDIC系、IBM日本語文字セット-EBCDIC系以外の1〜3バイト文字で構成される文字列です。1バイト文字と2バイト、3バイト文字が混在する場合に指定してください。

char(変換前文字数[,変換後文字数])

すべての文字コードに対応します。

nchar2(変換前文字数)

変換前と変換後で長さが変わらないことが明確な2バイトコードで構成された文字列です。長さが変化する可能性がある場合はncharまたはcharを指定してください。

nchar(変換前文字数[,変換後文字数])

2バイトまたは3バイトの文字で構成される文字列です。1バイト文字を含む場合はcharを指定してください。

注) Unicode(UTF-8形式)では3バイトコードが中心のため、最大長10666文字として計算してください。

[文字属性(可変長)]

文字属性の変換後文字数はコード変換ユーティリティの場合に指定可能です。DBサービス定義で指定できるのは変換前文字数だけです。

van(変換前文字数)

半角カナを除く1バイト文字で構成される文字列です。

vank(変換前文字数[,変換後文字数])

半角カナを含む1バイト文字で構成される文字列です。

vchar2(変換前文字数[,変換後文字数])

JEF-EBCDIC系、IBM日本語文字セット-EBCDIC系以外の1〜3バイト文字です。1バイト文字と2バイト、3バイト文字が混在する場合に指定してください。

vchar(変換前文字数[,変換後文字数])

すべての文字コードに対応します。

vnchar2(変換前文字数)

変換前と変換後で長さが変わらないことが明確な2バイトコードで構成された文字列です。長さが変化する可能性がある場合はvncharまたはvcharを指定してください。

vnchar(変換前文字数[,変換後文字数])

2バイトまたは3バイトの文字で構成される文字列です。1バイト文字を含む場合はvcharを指定してください。

注) Unicode(UTF-8形式)では3バイトコードが中心のため、最大長10666文字として計算してください。

[数値属性]

数値属性の小数点以下桁数はデータベースに格納する場合に指定可能です。コード変換ユーティリティで小数点以下桁数を指定しても無視されます。

int

4バイト領域の整数値です。

sint

2バイト領域の整数値です。

zone(p[,q])

符号部が最終1バイトの上位4ビットで示される外部10進数です。

zoneh(p[,q])

符号部が先頭1バイトの上位4ビットで示される外部10進数です。

zonei(p[,q])

先頭1バイトにある'+'または'-'で符号部が示される外部10進数です。

zonet(p[,q])

最終1バイトにある'+'または'-'で符号部が示される外部10進数です。

pack(p[,q])

内部10進数です。

real

4バイト領域の単精度浮動小数点です。

double

8バイト領域の倍精度浮動小数点です。

注) Unicode(UCS-2形式)で外部10進数を表現する場合、2倍のデータ長が必要です。

[時間属性]

date

テキスト形式の日付です。

date2

バイナリ形式の日付です。

time

テキスト形式の時刻です。

time2

バイナリ形式の時刻です。

datetime

テキスト形式の日付+時刻です。

datetime2

バイナリ形式の日付+時刻です。

注) Unicode(UCS-2形式)で日付、時間、および日付時間を表現する場合、2倍のデータ長が必要です。

[時間間隔属性]

interval year(n),interval month(n),interval day(n)
interval hour(n),interval minute(n),interval second(n)

時間や日数を示すデータです。

interval year(n) to month,interval day(n) to hour

interval hour(n) to minute,interval minute(n) to second

時間や日数を示すデータです。

interval day(n) to minute,interval hour(n) to second

時間や日数を示すデータです。

interval day(n) to second

時間や日数を示すデータです。


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