Linkexpress 運用ガイド |
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第3章 DB連携機能 | > 3.1 データベースの格納方法のカストマイズ | > 3.1.6 利用者カストマイズ出口の作成方法 |
利用者カストマイズ出口の動作環境について説明します。
利用者カストマイズ出口を使用する場合、DB連携機能を起動する前に利用者カストマイズ出口を用意する必要があります。また、Linkexpressのインストール時に実行許可を与えたグループに対する読込権および実行権の設定が必要です。
DB連携機能は、利用者プログラムの起動に失敗した場合、メッセージ「DB11015」(「メッセージ集」参照)でその旨を通知し異常終了します。
注) PCサーバのLinkexpressの場合、利用者カストマイズ出口は復帰コードを設定できる実行可能ファイル(拡張子EXE)である必要があります。
利用者カストマイズ出口が起動された直後の環境を説明します。利用者の責任で、運用に応じた環境の変更が可能です。
DB連携機能が利用者カストマイズ出口を実行する際のユーザ名は、DB連携機能のコマンドを起動したユーザ名と同じです。なお、格納連動モード(lxtrndbコマンドに-yオプションを指定)の場合、システム権限で動作します。
アクセス権はファイルを生成したとき、Administrator権限を持つユーザにだけ変更権が与えられるよう設定されています。
必要なユーザ名 |
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ユーザ名 |
DB連携機能のコマンド投入者(注1)のユーザ名または-uオプションで指定されたユーザ名(注2) |
グループ名 |
Linkexpress使用グループのグループ名 |
注1) lxtrndbコマンドの格納連動モードを使用した場合、コマンド投入者は"root"になります。
注2) -uオプションの指定値が有効になる場合については、lxstrdbコマンドの文法を参照してください。
アクセス権はファイルの所有者および所有グループ以外の人に対して読込権および書込権を与えないように設定されています。
DB連携機能起動直前の環境変数が引き継がれています。
DB連携機能起動直前のシグナル設定環境が引き継がれています。
利用者カストマイズ出口およびその配下のプロセスでメッセージを出力する場合は、標準エラー出力(stderr)に出力することをお勧めします。出力するメッセージの最後には、必ず改行を設定してください。設定しない場合、DB連携機能が出力するメッセージが乱れる場合があります。
なお、DB連携機能は、利用者カストマイズ出口の起動および復帰で異常を認識しない限り、メッセージを出力しません。利用者カストマイズ出口の起動および終了に関連するメッセージが必要な場合、利用者カストマイズ出口で出力してください。
また、格納後処理出口およびその配下のプロセスで標準出力(stdout)に出力したメッセージは、システム間連携情報として認識します。
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