Linkexpress 運用ガイド
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第2章 業務定義機能> 2.6 業務定義命令> 2.6.10 オペランド一覧

2.6.10.38 waitオペランド(lxdevent定義命令)

[wait=(待ち合わせイベント名[,待ち合わせ条件])
[ ・・・ wait=(待ち合わせイベント名[,待ち合わせ条件])] ]

[イベント]

すべてのイベントに対応

[内容]

イベントの実行条件(「〜したら」の部分)となる当該業務内の他のイベント名を指定します。

本オペランドは999定義まで可能で、すべての待ち合わせイベントが条件に合う場合にオペランドの条件を満たしたと判定されます。他の業務に存在するイベント名や当該イベント自身を指定するとエラーになります。本オペランドを省略した場合、他のイベントを待ち合わせないでイベントを開始します。

[形式]

待ち合わせイベント名を32文字以内の英小文字を除く英数字で指定します。

待ち合わせ条件を以下の形式で指定します。待ち合わせ条件の省略値は、normalend(完了コード値の指定なし)です。

待ち合わせ条件については「2.2.6 イベントの待ち合わせ条件」を参照してください。

normalend[(完了コード値,[完了コード値]・・・)] : 正常完了の場合(省略値)

abnormalend : 異常完了の場合

end : 完了(正常・異常を問わない)の場合

[完了コードについて]

自側ジョブ起動イベント、相手側ジョブ起動イベントおよびジョブ通知待ちイベントの完了コードはnormalcodeオペランドの値で判定します。また、これらのイベントに対する待ち合わせでは、正常完了時の待ち合わせにかぎり、イベントの完了コード値の範囲を指定することで、完了コードによる後続イベントの振り分けを行うことができます。

完了コード値は待ち合わせイベントのnormalcodeオペランドで指定した値の範囲で指定します。最大16個まで完了コード値として指定可能です。また、範囲指定を行う場合、ハイフン"-"で区切り、以下のとおり指定します。範囲指定を使用した指定値も1個として数えます。

開始値-終了値 (開始値≦終了値)


以下の例では、イベントAの完了コードによって、後続イベントを振り分けます。

また、waitオペランドで指定したイベントが、同時にcompcondオペランドで業務の完了条件として指定されている場合、waitオペランドによる待ち合わせ処理の実行が優先されます。

compcondオペランドについては「compcondオペランド (lxdwork定義命令)」を参照してください。

[備考]

完了コードによる待ち合わせ条件の振り分けはLinkexpress for Windows NT V1.1L20相当以降のサーバで利用可能です。


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