Linkexpress 導入ガイド |
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第6章 ネットワーク定義の設定(Linkexpressサーバ) | > 6.4 通信プロトコルがFNAの場合の設定方法 |
FNAプロトコルでは、自システムのLUと相手システムのLUとの間を通信パスと呼びます。FNAの通信パスは、自システムからファイル転送などを要求する時に使用する起動側LUと、相手システムからのファイル転送などの要求を受け付ける際に使用する応答側LUの2つのLUで1つの通信パスを構成します。
FNAを使用する場合の通信パスの概念を、下図に示します。
注) PC/UNIXサーバでFNA通信を利用する際には、以下のネットワーク製品が必要です。FNAプロトコルを使用する際には、各システムで提供されているネットワーク製品の定義を行ってください。
Windowsの場合 : 通信制御サービス
UXP/DSの場合 : VCP
Solarisの場合 : Netcompo FNA-BASE
Linkexpressは、FNA3手順の2次側として動作します。したがって、Linkexpressの相手システムのネットワーク定義には、FNA3手順の1次側と定義します。
その他のLinkexpressと相手システムで定義をあわせる必要のある項目は以下のとおりです。
通信バッファは、相手システムとのデータ送受信時に使用するバッファのことで、1回の転送単位となります。この値は、自システムと相手システムで同じ値を指定する必要があります。
通信バッファ長は、path定義命令のcombufオペランドで定義します。
コミュニケータ名は、相手システムのネットワーク製品がその上位製品を識別するための名前です。コミュニケータ名は、自システムと相手システムのそれぞれに定義し、同じ名前を定義する必要があります。
コミュニケータ名は、path定義命令のcanmeオペランドで定義します。
データ圧縮タイプは、HICS形式の転送連動圧縮を行う際の圧縮形式です。自システムと相手システムで同じ圧縮形式を指定する必要があります。
データ圧縮タイプは、path定義命令のspancmpオペランドで定義します。
ファイル送信の場合、送信ファイルのレコード形式、レコード長および受信ファイルのブロック長を指定します。
ファイル送信の場合、本オぺランドを省略すると(F,80,1)が採用されます。
レコード形式、レコード長、ブロック長は以下のいずれかで指定します。
セキュリティ情報送信の有無は、起動側システムがセキュリティ情報を送信するかどうかを指定します。
セキュリティ情報の送信はpath定義命令のextendオペランドで定義します。
なお、セキュリティ情報を送信する場合、必ず応答側システムでセキュリティチェックを行うよう整合性を持たせて定義(logonオペランド)する必要があります。
相手システムがOSIV HICSの場合、DIALオペランドをYESにします。
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