ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Linux-
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付録A バックアップ/リストアの前後処理> A.2 バックアップの前後処理

A.2.1 バックアップ実行時の前処理

バックアップ実行時の前処理のシェルスクリプト名は、以下のとおりです。

業務ボリュームをアンマウントしたくない場合

マウントされているがアンマウントしたくない業務ボリュームに対しては、90〜100、104、140行目のコメント(“#”)をエディタ等で消去し、82行目のif文で対象となるデバイスを指示してください。なお、91行目のsyncコマンドを実施してからバックアップ後処理を実施するまでの間は、業務ボリュームのファイルシステム更新操作を行わないようにしてください。もし、この間にファイルシステム更新操作が行われると、ファイルシステムが不完全な状態でバックアップが採取されるか、またはバックアップ後処理で実施するfsckコマンドがエラーとなる可能性があります。

この操作は、ファイルシステムが以下の場合のみ可能です。

カスタマイズしたスクリプトによる前処理の動作は、以下のようになります。

業務ボリュームの状態

前処理

マウントされている

業務ボリュームへの更新を抑止します


カスタマイズしたスクリプトによる後処理の動作は、以下のようになります。

前処理

後処理

業務ボリュームへの更新を抑止した

業務ボリュームへの更新抑止を解除します

バックアップボリュームの整合性を確認します


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