ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Solaris- |
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第11章 運用上の注意事項 | > 11.1 バックアップ運用/レプリケーション運用の注意事項 |
ETERNUS VS900で作成した仮想ディスクのコピーは、レプリケーション管理の機能を利用して行います。バックアップ管理の機能を利用することはできません。
仮想ディスクのレプリケーション運用は、ディスクアレイ装置(ETERNUS ディスクアレイ)のEC/REC機能を用いたレプリケーション運用で、差分コピー(ECのSuspend/Resume機能、QuickOPC/SnapOPC機能)を利用しない場合と同様の運用方法になります。
レプリケーションは、以下の手順で行います。
複製開始コマンド(swsrpstartsync)を実行してコピー処理を開始します。
#/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpstartsync /dev/FJSVmplb/dsk/mplb4s3 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb5s3 FROM=/dev/FJSVmplb/dsk/mplb4s3@Server1, TO=/dev/FJSVmplb/dsk/mplb5s3@Server1 swsrpstartsync completed # |
運用状況表示コマンド(swsrpstat)を使用してコピーの状況を確認し、等価性維持状態になったことを確認します。
#/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpstat Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute Server1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb4s3@Server1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb5s3@Server1 regular sync 45% # |
#/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpstat Server Original-Volume Replica-Volume Direction Status Execute Server1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb4s3@Server1 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb5s3@Server1 regular equivalent 100% # |
複製解除コマンド(swsrpcancel)を実行してコピーを終了します。
#/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpcancel /dev/FJSVmplb/dsk/mplb4s3 /dev/FJSVmplb/dsk/mplb5s3 FROM=/dev/FJSVmplb/dsk/mplb4s3@Server1, TO=/dev/FJSVmplb/dsk/mplb5s3@Server1 swsrpcancel completed # |
仮想ディスクのレプリケーション運用では、以下の運用はサポートされません。
スナップショット型レプリケーション(OPCを利用したレプリケーション)
差分コピー(ECのsuspend/resume)を利用した同期型レプリケーション
筐体間同期型レプリケーション(REC)の非同期転送モード
筐体間同期型レプリケーション(REC)のRecoveryモード
筐体間同期型レプリケーション(REC)のSplitモード
筐体間同期型レプリケーション(REC)のコピー方向の反転
QuickOPC/SnapOPC型レプリケーション(OPC)
コンカレントサスペンド機能を利用した同期型レプリケーション
同一ディスク(仮想ディスク)内の領域間でのレプリケーション
複写元が同一ボリュームとなるレプリケーションの同時実行
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