ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Solaris- |
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第6章 Suspend/Resume機能によるバックアップ運用 | > 6.5 運用 |
同期処理(ECセション)のキャンセルは、同期処理キャンセルコマンド(swstcancelsync)で行います。同期処理キャンセルコマンドでキャンセルされる同期処理の状態は以下のとおりです。
executing:同期処理中(コピー中)
equivalent:等価性維持状態
suspend:サスペンド中
サスペンド指定のバックアップ実行後は、履歴を削除しても、サスペンド状態が保持されます。サスペンド中のECセションは、同期処理のキャンセルを行わない限り解除されません。
オプション指定をせずに同期処理のキャンセルを行った場合は、同期処理中または等価性維持状態のECセションをキャンセルします。
1つの業務ボリュームに複数の同期処理(ECセション)が存在する場合、バックアップボリュームを指定して特定のECセションのみをキャンセルすることができます。また、全同期処理指定によって、業務ボリュームのすべての同期処理を一括でキャンセルすることができます。
バックアップボリューム指定と全同期処理指定を同時に指定することはできません。
履歴が存在するサスペンド中の同期処理のキャンセルを行っても履歴は削除されません。
履歴が存在しない同期処理(コピー中または等価性維持状態またはサスペンド中の同期処理)をキャンセルすると、バックアップボリュームの使用状態は空きになりますが、履歴が存在する同期処理(サスペンド中の同期処理)をキャンセルすると、バックアップボリュームの使用状態は使用中のままになります。
同期処理キャンセル実行時の動作を以下に示します。
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