ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Solaris- |
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第4章 バックアップ運用(通常業務ボリューム) | > 4.4 事前準備 |
Storageサーバで、バックアップを行う前に、以下のデバイス運用種別を設定します。
バックアップを行いたいボリュームを業務ボリュームとして定義します。
バックアップボリュームを用意します。業務ボリュームと同じサイズのパーティションを運用に応じて以下の本数を用意し、バックアップボリュームとして定義します。
バックアップ運用 |
必要なバックアップボリュームの本数 |
---|---|
スナップショット型高速バックアップ |
(保存世代数)本 |
同期型高速バックアップ |
(保存世代数+1)本 |
運用種別の設定は、サーバ一覧画面から実施する場合の例を説明します。サーバ一覧画面の右側リスト画面のStorageサーバを選択している状態で、[操作]メニューから[デバイス情報の設定]を選択すると、以下の設定画面が表示されます。
「その他のボリューム」欄に表示されているボリュームは、デバイス運用種別が設定されていません。以下の操作を行い、デバイス運用種別を設定します。
「業務ボリューム」として設定
対象とするボリュームを選択後、「業務ボリューム」側の[<]ボタンをクリックしてください。該当のボリュームが「業務ボリューム」欄に移動します。
「バックアップボリューム」として設定
対象とするボリュームを選択後、「バックアップボリューム」側の[<]ボタンをクリックしてください。該当のボリュームが「バックアップボリューム」欄に移動します。
すべてのボリュームの設定が完了した後、[OK]ボタンをクリックします。
なお、本設定は、デバイス情報設定コマンドでも実施する事ができます。
ボリューム全体を定義したスライスは、業務ボリュームとして登録しないでください。
業務ボリュームやバックアップボリュームとして登録したパーティション(スライス)の構成などを変更する場合は、構成を変更する前に一旦業務ボリューム/バックアップボリュームの登録から削除し、構成変更後に再度Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込みを行ってから、デバイス情報設定コマンドで登録し直す必要があります。
バックアップボリュームは、バイト単位まで業務ボリュームと同じサイズである必要があります。
業務ボリュームおよびバックアップボリュームのボリュームサイズをバイト単位まで表示して確認する手順は、以下のとおりです。
Webブラウザで、AdvancedCopy Managerの「サーバ一覧画面」を表示します。
「サーバ一覧画面」とは、WebブラウザでAdvancedCopy ManagerのURLを入力して起動し、ユーザ名/パスワードを入力すると最初に表示される画面です。詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「初期画面」を参照してください。サーバ一覧画面の左側ツリー画面で、サイズを確認したいボリュームの含まれるサーバをダブルクリックします。
上記操作後、左側ツリー画面または右側リスト画面で、サイズを確認したいボリュームを選択(シングルクリック)します。
ボリュームを選択した状態で右クリックし、表示されたポップアップメニューの[プロパティ]を選択します。
[プロパティ]で表示されるサイズを確認します。
システムが格納されているスライスや、AdvancedCopy Managerがインストールされているスライスは、バックアップ対象またはバックアップボリュームとしないでください。
マウントされているデバイスは、バックアップボリュームに設定できません。業務ボリュームには、設定できます。
Logical Unit (ディスク)は、業務ボリューム/バックアップボリュームに設定できません。
登録した内容は、以下の方法で確認する事ができます。
Web画面による確認
業務ボリュームの情報は、業務ボリューム一覧画面から、バックアップボリュームの情報は、バックアップボリューム一覧画面から参照することもできます。それぞれの画面の詳細については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』を参照してください。
コマンドによる確認
登録した業務ボリューム・バックアップボリュームの情報については、「デバイス使用状況表示コマンド」で参照することができます。
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