ETERNUS SF AdvancedCopy Manager メッセージ説明書 13.1 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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付録B エラーコード

B.5 前後処理スクリプトのエラーコード

前後処理スクリプトのエラーコードを以下に記述します。

エラーコード

メッセージ

説明

原因と対処

1

System error

システムエラーが発生しました。

前後処理スクリプトでシステムエラーが発生しました。以下の原因が考えられます。

前後処理スクリプトに実行権限がない。

前後処理スクリプトに文法上の誤りがある。

スクリプトファイルの権限が正しいか確認してください。また、前後処理スクリプトに文法上の誤りがないか確認してください。

2

Parameter error

パラメーターエラーが発生しました。

前後処理スクリプトに渡されるパラメーターが不正です。前後処理スクリプトのカスタマイズに誤りがないか確認してください。

3

Script file not found

スクリプトファイルがありません。

前後処理スクリプトファイルがありません。全ての運用を停止し、AdvancedCopy Managerをインストールし直してください。

4

Unknown exception

不明な例外が発生しました。

不明な例外が発生したためにスクリプトが異常終了しました。スクリプトのカスタマイズが正しいか確認してください。

10

umount error

アンマウントに失敗しました。

ボリュームのアンマウントに失敗しました。アンマウントするボリュームが使用中の可能性があります。(*1)

以下のファイルに、アンマウント失敗時のfuserコマンドとpsコマンドの出力が保存されています。

これらのファイルを参照し、アンマウントするボリュームにアクセスしていたユーザーがいないか確認してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".fuser
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".ps

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".fuser
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".ps

また以下のファイルにumountコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".imount

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".umount

11

mount error

マウントに失敗しました。

ボリュームのマウントに失敗しました。マウントポイントが存在しているか、また、すでにそのマウントポイントが使用中でないか確認してください。

複写元ボリュームがRAWデバイスで、かつ複写先ボリュームがマウントされていた場合、複写先ボリュームのマウントでエラーになります。この場合、複写先ボリュームをアンマウントしてから実行するようにしてください。

また以下のファイルにmountコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".mount

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".mount

12

fsck error

fsckに失敗しました。

ファイルシステムのチェックでエラーが発見されました。コピー元となっているボリュームのファイルシステムに異常が発生している可能性があります。コピー元ボリュームのファイルシステムの状態を確認してください。

また以下のファイルにfsckコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".fsck

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".fsck

13

Illegal mount type

スタックマウントもしくは、バインドマウントされています。

対象のディスクがスタックマウントもしくは、バインドマウントされています。これらのマウント形式には対応していません。

スタックマウントされている場合は、コピー元のボリュームをアンマウントするか、コピー元のボリュームのマウントポイントにマウントされている他のボリュームをすべてアンマウントしてから、再実行してください。

バインドマウントされている場合は、コピー元のボリューム内の、--bindオプションを指定したmountコマンドによりマウントしているディレクトリをすべてアンマウントしてから、再実行してください。

30

VG configuration file not fount error

ボリュームグループ構成情報ファイルがありません。

ボリュームグループ構成情報ファイルがありません。
標準の前後処理スクリプトでは/etc/lvmconf/"ボリュームグループ名".confから構成情報のリストアを行います。
ボリュームグループ構成情報ファイルを確認し、構成情報が別ファイルにバックアップされている場合、スクリプトをカスタマイズしてください。

31

vgcfgrestore error

vgcfgrestoreに失敗しました。

ボリュームグループ構成情報のりストアに失敗しました。
ボリュームグループ構成情報ファイルを確認し、前後処理スクリプトのカスタマイズが正しいか確認してください。

また以下のファイルにvgcfgrestoreコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".vgcfgrestore

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".vgcfgrestore

50

varyoffvg error

varyoffvgに失敗しました。

ボリュームグループを非活性化できませんでした。ボリュームグループが使用中でないか確認してください。
複製先ボリューム内の全ての論理ボリュームがアンマウント可能な状態であることを確認してください。また前処理スクリプトで全ての論理ボリュームをアンマウントするようカスタマイズされていることを確認してください。論理ボリュームがマウントされている場合は、複製先ボリュームを非活性にすることができません。

また以下のファイルにvaryoffvgコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".varyoffvg

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".varyoffvg

51

varyonvg error

varyonvgに失敗しました。

ボリュームグループを活性化できませんでした。

また以下のファイルにvaryonvgコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".varyonvg

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".varyonvg

52

chfs error

chfsに失敗しました。

論理ボリュームのマウントポイントを変更できませんでした。前後処理スクリプトのカスタマイズが正しいか確認してください。

また以下のファイルにchfsコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".chfs

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".chfs

53

chdev error

chdevに失敗しました。

PVIDのクリアに失敗しました。前後処理スクリプトのカスタマイズが正しいか確認してください。

また以下のファイルにchdevコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".chdev

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".chdev

54

exportvg error

exportvgに失敗しました。

ボリュームグループの一時的な除去に失敗しました。前後処理スクリプトのカスタマイズが正しいか確認してください。
複製先ボリュームが活性状態になっている可能性があります。通常はレプリケーションの前処理スクリプトで複製先ボリュームを非活性状態にするため、このような状況は発生しません。手動操作で複製先ボリュームを活性状態にしていないか確認してください。

また以下のファイルにexportvgコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".exportvg

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".exportvg

56

recreatevg error

recreatevgに失敗しました。

ボリュームグループの再作成に失敗しました。前後処理スクリプトのカスタマイズが正しいか確認してください。
後処理スクリプトのカスタマイズが誤っている可能性があります。後処理スクリプトの内容を確認してください。

また以下のファイルにrecreatevgコマンドのエラーメッセージが保存されていますので、この内容を確認し、適切な対処を実施してください。

バックアップ管理:
/var/opt/FJSVswsts/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".recreatevg

レプリケーション管理:
/var/opt/FJSVswsrp/$SWSTGNODE/log/"デバイス名".recreatevg

99

Script not customize

スクリプトのカスタマイズが未実施です。

前後処理スクリプトのカスタマイズが行われていません。マニュアルを参照し、適切にカスタマイズを実施してください。

『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「バックアップ・リストアの前後処理」もしくは「レプリケーションの前後処理」を参照し、前後処理スクリプトのカスタマイズを行った上で、再実行してください。

上記以外

Other error

その他のエラーが発生しました。

上記以外のエラーが発生しました。カスタマイズ部分に誤りがないか確認してください。

*1:アンマウントでエラーが発生した場合

[Solaris版/Linux版/HP-UX版/AIX版]

は、対象のボリュームがアンマウント可能な状態であることを確認してください。

前処理では、データへのアクセスを抑止してデータの整合性を保証するためにコピー元となるボリュームのアンマウントを行います。そのため、コピーの実行時に対象のボリュームが使用中の場合は、アンマウントができないためエラーとなります。以下の点などにご注意ください。

以下のコマンドでボリュームが使用中かどうかを調査できる場合があります。コマンドの詳細については、OSのマニュアル等を参照してください。

[Solaris]mount、fuser、pfiles、share

[Linux/HP-UX/AIX]mount、fuser


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