Interstage Shunsaku Data Manager データベース連携ガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 - - UNIX共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 設計> 2.3 表形式でデータを格納している場合の設計

2.3.2 抽出内容と加工・編集内容の検討

Symfowareデータベースからデータを抽出するrdbunlコマンドでは、抽出する範囲を絞り込むことができます。また、データベースとの連携に利用するCRing DCは、抽出したデータを加工・編集できます。

データベースサーバ上でのデータ抽出時にデータを絞り込むかどうか、ディレクタサーバにデータを転送後にCRing DCで加工・編集するかどうかなど、運用について検討します。

抽出内容の検討

データベースのデータをどのような範囲で抽出するかを検討します。

以下の例では、rdbunl コマンドにより、1つの表を1つのファイルに出力しています。

[図:rdbunlコマンドによる抽出例]

rdbunl コマンドの詳細は、“Symfoware Server RDB運用ガイド”および“FUJITSU Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

加工・編集内容の検討

データベースから取り出したデータをCRing DCで加工・編集する必要性および加工・編集内容について検討します。

CRing DCでは、以下のデータ加工が行えます。

データ加工パターン

説明

Shunsaku連携テンプレートでの利用(注)

データ結合

複数の入力データを1つに結合

伝票形式

伝票の形式に変換

文字コード変換

シフトJIS、EUCなどの異なる文字コードの変換

型変換

符号付きパック10進数の変換

文字列編集

文字列の切り取り・結合(例:日付の編集など)

項目選択

レコード内の項目を選択し、新たなファイルを作成

演算

四則演算(例:単価・数量から金額を計算)

項目コード変換

コードに対応する値に置換(例:営業所コード→営業所名)

CSV変換

固定長のファイルをCSVファイルに変換

ソート

ソート(例:商品コードによるソート)

フィルタリング

条件によるレコード抽出または削除

ユニーク化

同一レコードを1つのレコードに集約

ファイルの結合(ファイルの縦結合)

ファイルを縦に結合(例:営業所別の売上をマージ)

マッチング(ファイルの横結合)

マスタとデータをキー項目で突き合わせて横結合

XML変換

CSV形式のデータをXML形式に変換

注)Shunsaku連携テンプレートで利用しているかどうかを示します。
なお、テンプレートで利用していないデータ加工パターンも、業務定義を行うときに追加することができます。
○:利用している
−:利用していない

以下の例では、2つのマスタデータと2つの売上データの表を1つのデータに加工しています。

[図:データ加工例]

加工・編集の詳細は、“Interstage CollaborationRing Data Collection Server Visual Designer ヘルプ”の“データ加工のパターン”および“Interstage CollaborationRing Data Collection Server ユーザーズガイド”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007